ところで・・・「e-Bikeって速いんですか?」 ヒルクライムレースにWABASH RTで参加してみた!
みなさまこんにちは。ヤマハ発動機販売 古賀です。
「e-Bikeって速いんですか?」なんて質問をたまにいただくことがあります。そんな素朴な疑問に体を張って答えるべく、2022年7月10日(日)岐阜県で開催されたヒルクライムレース「乗鞍スカイライン サイクルヒルクライム2022」にWABASH RTでチャレンジしてきました。
WABASH RTとは走る楽しさを追求したニュースポーツ電動アシスト自転車、YPJシリーズのグラベルモデルです。
コースは全長 18.4km 平均勾配 7.2%
ゴールは自転車で行ける国内最高地点(標高2,702メートル)、眼下には絶景の大パノラマが広がります。
ちなみにコースの高低差です。ええ、ただひたすら登るのみです。
このレースは今年からe-Bike部門が正式種目に採用されました!
ロードバイクの強者揃いのヒルクライムレース。果たしてWABASH RTでどんな勝負になるのか!?
レース前日の7月9日(土)会場内にて『YPJ試乗会』を開催。
多くの大会参加者にYPJを体感してもらいました。参加者の応援に来場されたご夫婦もあり、パートナーの方から「体力がないから・・・」とのお話でしたが、「電動があれば一緒にサイクリングが楽しめそう!」と試乗を楽しんでいただけました。
試乗した方からは 「e-Bike!? ずるいぞ! ヤマハ(笑)」との声も・・・ふっふっふ(笑)、狙い通りの嬉しい反応。
明日のレースでWABASH RTの実力発揮なるか!?
7月10日(日)レース当日
雨予報もありますが、スタート地点は快晴。
早朝から参加者がぞくぞくと集まります。
その数約600名!
参戦車両は今年発売されたWABASH RT
正式競技のため、レギュレーションでベルや反射板の取り外しとジャージやヘルメット着用が義務付けられています。
レーススタイルに変身し20km先の2,700m山頂へ挑戦だ!
まずは2km先のスタート地点までシャトルバスで移動します。
足に自身のある強者は自走で向かいますが... 私はシャトルバスで移動です。
スタート地点にはカテゴリー別で多くの選手が並びます。
レース形式の本格的なスタートゲートに気分があがります。
選手側からスタートゲートを見上げると 「頂上で会いましょう」の文字が
同じe-Bikeカテゴリーの参加車両は気になりますね。
e-Bikeの参加者同士、緊張の中でも笑顔でおたがいの善戦を誓います!
人気サイクリストの筧五郎さん登場
スタート前の緊張した会場の空気をトークで和ませてくれました。
いよいよスタートです。
緊張の中スタート!
スタートしてすぐは緩い坂道、それでも勾配は4%
ここではロードレーサーが速い!
しかしWABASH RTも高ケイデンスに対応したユニットPWseries STで、アシスト上限域でもスムーズなアシストを実感できます。
スタートから周りがとても速いです(汗)
どんどん抜かれる中、WABASH RTのメリットをだせるかな?と考えている間もなく本格的な登り。
7~10%勾配の坂道が続きます。
WABASH RTには"クワッドセンサーシステム"が搭載されおり、4つのセンサーから得た情報を瞬時に演算し、ライダーが求める最適なアシストパワーを提供してくれます。
ここからが本領発揮。ここからが勝負!
緩斜面で抜かれたライダーを抜き返していきます。
だいぶ登ったところでスタッフからの声援が
「ガンバレー!あと13km!」
(なんだ、まだ5kmかい・・・)
息があがる中、心が折れないように自分との戦いです。
まわりの景色も変わり霧がでてきました。
2,000mを超えたあたりから周りは霧で真っ白に
高い青空や遥か遠く見える山々は見られませんでしたが、森林限界の世界に感動!
天候は霧に加えて小雨まじりに
7月でも大きな氷の塊を横目に見ながらゴールを目指します。
もうすぐゴール
沿道の方々からの温かい声援を受け、最後の力を振り絞ります!
霧雨の中 ゴーーール!!
タイムは1時間2分15秒。
e-Bike部門5位でした。
そしてe-Bike部門を除いた「総合トップ」のタイムは1時間2分52秒。
37秒もWABASH RTが速い!? なんか恐縮です。
WABASH RTでなければ・・・ 絶対途中でリタイヤしていました!!
完走した仲間と笑顔で談笑。
e-Bike参加者同士で健闘を称えます。
HIGHモードのアシストを終始使用して残り走行可能距離は44km。
バッテリーは52%残っている計算です。
体力があればもう一度登れますね。
e-Bike部門の参加者たちと記念撮影(帰路の下りは大雨の中でした)。
そして表彰式。
栄えある乗鞍最速ヒルクライマーは
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ウシ子ちゃんです! (友情出演:山勇ウシ子ちゃん)
ごめんなさい。
各カテゴリー優勝者のみなさまです。
Congratulations!
自転車で標高2,700mの地に辿り着くって、すごいですよね!
(e-Bike部門 優勝者の方)
地元企業のチームからYPJ-ECで参加の男性。
「優勝してe-Bikeを世界に広めたい」との心強いコメント通り、54分22秒という驚異的な記録で優勝されました。
今回は乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム2022に参加し「e-Bikeって速いの?」を実証できました。そしてレースでも気持ちよく走れることが体感できました。
それと同時に印象に残ったのは、e-Bikeで参加された方たちが口々にしていた「普通の自転車だったら途中であきらめていた」という言葉です。
あの山を越えてみる。あの湖を一周してみる。自転車にテントを積んでキャンプに行ってみる。
できないと思っていたことにチャレンジできる。
これもe-Bike「YPJ」の大きな魅力なのだと思います。
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