日本一周に挑む藤原夫婦に聞きました。「eBike旅の極意とその魅力とは?」
みなさん、こんにちは。
ヤマハ発動機販売の白玖です。
今回は、ご紹介したい方たちがいます!
eBikeで日本一周にチャレンジする藤原かんいちさんと藤原ヒロコさんご夫婦です。まずは東日本の走破を目指し、6月上旬に神奈川県相模原市を出発。そこから群馬県の渋川市にある「道の駅こもち」でお二人をキャッチしました。
というのも、この日は道の駅こもちがYAMAHA Rider's Caféの会場となっていたことから、休憩がてらお立ち寄りいただきました。
藤原夫妻を待っている間、YAMAHA Rider's Caféをブラブラ。この日は天候も良く、多くの方々が来場。
My YAMAHA Motor Web会員証を受付にご提示していただいたお客さまには、もれなくオリジナルドリップコーヒーとステッカーをプレゼントしています。
さて、お客さまの出入りが落ち着いてきた午後、藤原夫妻が無事に到着!
改めて、かんいちさんをご紹介
2004年4月~2008年5月、電動バイクであるヤマハ・パッソルでの世界一周をはじめ、原付バイクなど日本を含め世界中を旅している「旅行家」であり、イラストレーターとしても活躍されている62歳。
そしてヒロコさん(61歳)は旅のサポート役。パッソルでの世界一周の際はマジェスティで並走するなど、かんいちさんの夢、目標、チャレンジを後押しする縁の下の力持ち。今回は一緒にチャレンジすることになりました。
そして、還暦を超えたお二人の相棒が、ヤマハのeBike、WABASH RT(ワバッシュ アールティー)とCROSSCORE RC(クロスコア アールシー)です。
それでは早速、今回の「旅」についてお話をうかがいましたのでご紹介します。
Q なぜ、eBikeで日本一周?(かんいちさん)
これまではずっとバイクで旅をしてきて、いつかは人力で旅をしたいと思っていました。そこで考えたのが自転車ですが、せっかくだったら新しい乗り物で旅をしたいとeBikeを選びました。そして2022年、WABASH RTと日本縦断を決行。3,700kmを走ったんです。
その途中、北海道でタンチョウヅルと出会いました。これが本当に素晴らしくて... eBikeは音がでない分、とても近くで見ることができましたが、これ以外にもさまざまなものが身近に感じられ、そこに体を動かす気持ちよさが合わさって、景色がまったく違うものに見えたんです。それで、この感覚をヒロコにも味わってもらいたいなと思い、二人での日本一周を計画しました。
Q 日本一周に誘われて(ヒロコさん)
そもそもバイクに乗れなかった私が、荷物を積んだマジェスティに乗り世界一周に同行したように、自分なりにチャレンジしてきたわけです。今回も当時と同じ心境でした。ただ、さすがに普通の自転車だったら自信がないので断っていたと思いますが、eBikeで走ってみてアシストのおかげで坂道も登れるし、これだったらイケるかもと、腹を括りました。
Q ヤマハのeBikeを選んだ理由?(かんいちさん)
旅の場合、それなりの荷物を積んで距離を走るので、充電の手間を考え大容量バッテリーが重要だと考えました。一日100km以上を走れるeBikeはそれほど多くないのですが、今回の二台はそれを満たしています(※モードによって100km以下になることもあります)。加えて、世界一周の時のパッソル、そして昨年の日本縦断の際に感じた高い信頼性も決め手の一つ。ヤマハのeBikeは旅に重要な部分が優れているんです。
Q 実際に走ってみて?(かんいちさん、ヒロコさん)
eBikeは体力を使うし、ちゃんと苦しい。でも、体力に頼りっきりにならないところが大きなポイント。汗をかき、体を使う気持ちよさを味わいながら、体と心に余裕があるので視野が広がり、走りながら二人で会話ができ、景色を愛で、寄り道しながら人々との出会いを堪能できる。
実はパッソルや原付バイクでの旅も同じ考え方で、ゆっくり進むことで得られるものを優先するのが私たちの旅。eBikeはこのスタイルにぴったりだし、還暦を迎えた二人でも日本一周を達成できると思っています。
Q旅の装備、工夫などを教えてください?(かんいちさん、ヒロコさん)
バイクではパニアケースも使えますがeBikeの場合は当然、軽い方が良いのでバッグにしています。そして重要なのが防水性。梅雨の時期ですし、電子機器類もあるので荷物が濡れるのは絶対回避ですからね!
リアには、サイドだけでなく上にもバッグを搭載できるようキャリアを追加しました。
フロントのサイドバッグは前後に専用のステーを取り付けてかけています。
ハンドリングに大きく影響するフロントは、バッグの位置を低重心にして安定感を確保。
サイドバッグはグリップを引っ張るだけで簡単に外すことができるタイプ。
取り付けもワンタッチ。直感的に扱えて超優秀です。
収納も十分です。着替え数日分、レインウエア、三脚、カメラ、パソコンといった仕事道具。予備バッテリー、バッテリーの充電器や工具、テント、寝袋、寝袋の下に敷くエアマットなどのキャンプ用品を収納。私が約28kg、ヒロコが約15kgです。荷物は前後左右バランスよく積むこと。一発で決まることはないので、旅の序盤で中身を入れ替えながら最適解を導き出していきます。
フロントバッグは、ヘッドライトを隠さないタイプを探して採用。防水スペースがあり、ベルトをつければそのままショルダーバッグとしても使える優れ物です。
フロントバッグは、ヘッドライトを隠さないタイプを探して採用。防水スペースがあり、ベルトをつければそのままショルダーバッグとしても使える優れ物です。
体に荷物は何もつけない方がいいですね。知らず知らずに体力を奪われてしまいます。私たちはスマートフォンもつけません。身につけるのは時計くらいかな?
eBikeでの心配事としては充電でしょう。世界中を走ったパッソルの時はとても苦労しましたが、ヤマハのeBikeは大容量だし心配はしていません。ホテルの時は部屋で、キャンプの時は受付で、また食事をする際にはお店にお願いすることも。なお、WABASH RTとCROSSCORE RCは、共通バッテリーのため予備は一本です。
今回は夫婦二人旅。互いの状況や感じ取ったものを共有したり、会話を楽しむためにインカム付きのヘルメットにしました。バイクのようにウインカーがないため、曲がるタイミングなどを声で知らせることができるので便利です。
Q 藤原夫妻にとって旅とは?
旅とは基本、若い人のものだと考えています。いつもと違う環境に身を置き、いろいろな人と出会ってさまざまな生き方や価値観に出会い刺激を受けて視野を広げ、自分の進むべき道、生き方を定めていく機会です。
年齢を重ねると自分の得意な形の旅ばかりになりがちですが、そうなるともう旅ではないのだと思います。でも私たちはまだ旅をしたい。新しい乗り物eBikeに乗り、知らない土地に行って、多くの人に出会う。そこでは、新しいものを吸収しながら、これまでの経験を伝えていくこともしていきたいと思います。
今後の旅程は、日本海沿いを北上し、フェリーで北海道の苫小牧へ。北海道をぐるりと周り函館から青森へ渡って南下する予定で、5,000kmを3ヶ月かけて走破するそうです。
もし、お二人を見かけたら、ぜひ声をかけてみてください。きっと素晴らしい出会いになるはずです!
それでは、かんいちさんとヒロコさんお気をつけて。最高の旅を!
■関連リンク
・WABASH RT製品サイト<https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/wabash-rt/>
・CROSSCORE RC製品サイト<https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/crosscore-rc/>
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