軽量・高剛性な二輪車用アルミホイール
高度な鋳造技術と塑性加工を融合させたソリューション。
二輪車の操縦性に大きく影響する重要パーツ、ホイール。軽量であればあるほど操縦安定性や運動性能は向上しますが、同時に、荷重に耐える高い剛性と、高い耐久性を発揮するための靱性を備えなければなりません。これを実現させるためには、アルミ材を厳選し、高度な鋳造技術と塑性加工技術を融合させる必要がありました。ヤマハには、二輪車のキャストホイールやフレームの製造などで蓄積した高度な鋳造技術があります。これらを活用しながら、軽く、強く、しなやかなアルミホイールを完成させました。
Need要件
- より軽量で高剛性な二輪車用アルミホイールを生産したい。
Concept方針01
- ホイールの強度と靱性のバランスを最適チューニングする。
Concept方針02
- 長きにわたり蓄積してきた中空化・軽量化技術を活用する。
Concept方針03
- リム部分の回転塑性加工により薄肉・高強度化を図る。
Solution ソリューション
01コンカレントエンジニアリング
ホイール設計および材料・工法との一体開発。
02材料・熱処理技術
強さとしなやかさを両立する材料と工法の開発。
03塑性加工技術
回転塑性加工の採用。
Result 成果
- 01前後ホイールで合計700gの軽量化を達成
- 02ホイールの肉厚を3.0㎜から2.0㎜へと薄肉化