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鋳造用語集「あ行」

鋳造で用いられる専門用語を50音順で解説します。

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用語 英語 解説
アキュムあきゅむレーターれーたー accumulator ダイカスト鋳造において、ダイカストマシンの射出圧力を増圧させることに用いる圧力容器。通常窒素ガスが封入されている。
アキュラッドあきゅらっどダイカスト法だいかすとほう Acurad diecast method ダイカスト鋳造法の一種。射出充填後にプランジャーピストン中央よりインナーピストンを前進させ、圧力を加えることにより、鋳物を健全にする。
アスピあすぴレーターれーたー aspirator ベンチュリー効果で減圧を作り出す器具。使用例としては、重力鋳造や低圧鋳造で、キャビティー内の湯回りの悪い箇所のエアーや中子から発生するガスを抜くために用いられる。
圧痕あっこん indentation 鋳物や試料に圧力を加えることによってできる陥没形状。ブリネル硬度試験などでは規定の圧子、荷重でできた陥没の径を測定し、硬度に換算する。
圧縮空気あっしゅくくうき compressed air コンプレッサーで大気圧(0.1MPa)に対して、0.5~0.6MPaなどに増圧した空気。「工場エアー」とも呼ばれる。
圧送あっそう pressure feed 粉体などを遠方に搬送するため、圧縮空気を使って、空気と共に粉体を搬送する。またポンプなどで圧力を掛け、管路などで高圧の流体を遠方に搬送する。
圧抜きあつぬき depressure 油圧部品などを安全にメンテナンスするために、事前に内部圧力の掛かっている部分の圧力を逃がすこと。「圧抜き」を確実に行ってからメンテナンス作業を行わないと事故につながるケースがあるので、注意すること。
圧漏れあつもれ leakage 鋳造部品の製品内部やウォータージャケット、オイルギャラリーなどに掛けた圧力により、外部に空気などが漏れる現象。
あと mark 鋳物のゲート跡、押しピン跡など、鋳物に残る鋳造方案の総称。
穴あきあなあき defective hole 鋳物のどこかに、部分的に穴が開いている状態や様子。
網入りあみいり wire mesh inclusion 低圧鋳造などで溶湯の整流化、酸化物の巻き込み防止などで用いる湯口網が、製品形状内に入りこみ、湯口切断後も残り、不良となること。
アンダーあんだーカットかっと undercut 金型を分割した際、引き抜き方向に凸形状や凹形状があるため、引き抜けない部分のこと。

用語 英語 解説
鋳包みいぐるみ insert アルミニウム鋳物の鋳鉄スリーブなど各部分を先に鋳造して製造し、鋳型の中に入れて、その後金属(アルミニウムなど)を鋳込み、密着させる方法。
鋳込みいこみ pouring アルミニウムや鉄などの溶けた金属を、金型や砂型などの鋳型に注ぎ、充填させること。
鋳仕上げいしあげ fettling 鋳造により出来上がった製品のバリを除去したり、表面を所望の表面性状まで、サンディングやバフ掛けにより仕上げたりすること。
鋳縮みいちぢみ contraction 鋳造して常温になる際、鋳造品が収縮すること。また常温での金型の大きさと鋳物の大きさの差を縮み代(ちぢみしろ)という。
鋳抜き穴いぬきあな hole as cast 鋳物に金型や砂型などの型によって始めから作られる穴形状で、そのまま製品形状になる場合と、鋳造欠陥を防止するための肉盗みとなり、加工の下穴として用いられる場合がある。
鋳抜きピンいぬきぴん core pin 鋳物に穴形状や貫通孔形状をつくるために設置された製品形状(キャビティー)内のピン。
鋳放しいばなし as cast 鋳造したままの鋳物のこと。鋳型によって鋳造し、熱処理や機械加工していないもの。
鋳ばりいばり burr 鋳物において鋳型と鋳型の隙間に流出した湯が浸入し、凝固した薄い余分な部分。型合わせが悪いとできやすく、単にバリと呼ぶこともある。
異物いぶつ impurity 鋳物の内部に存在する不純物。溶湯の清浄度が悪い場合や、鋳造方案中の巻き込みなどによって発生する。ダイカストのハードスポットなど、機械加工に悪影響を及ぼす場合もある。
異物混入いぶつこんにゅう contamination 溶解炉に不純物が混入した状態で鋳造し、鋳物の製品内に不純物が入り、不良が発生すること。また鋳物の製造の際、鋳造方案中の砂などの異物が製品内に入り込むこと。
イミリいみり crack 鋳物にひび(クラック)が入ること。静岡県焼津地方の方言ともいわれているが、静岡県内では、一般的に使われている。
入子いれこ cavity insert アルミニウムのダイカスト型、重力鋳造型や低圧鋳造型の部品の一つ。金型のキャビティー部分を一体で製造するのが困難な場合や、金型にガス抜きを付ける場合、また金型の劣化が予想される場合でキャビティーを部分的に交換する必要がある場合に、金型を分割構造にして、特定のキャビティー部分を形成する金型の部分。
インローいんろー spigot 江戸時代の大工用語の「インロー」が語源といわれ、木で作られた「印籠」は蓋をすると蓋と本体がぴったり合うように作られていたため、鋳造でもそのような構造に、この用語が用いられている。主に「ズレ止め」に使われ、2つの部品が合わさるときに、片側の部品がもう一方の部品の下に入る凹凸形状になっている。

用語 英語 解説
浮出し文字うきだしもじ embossed character 鋳物の表面に設置する凸文字。「鋳出し文字」ともいう。
埋子うめこ filling core キャビティーを分割構造にして、入子の部分などに設置する、入子よりさらに小型の形状を形成する金型の構成部品。キャビティーからのガス抜きや溶損しやすい部分に、部分的な交換ができるようにするために設置される。
埋め栓うめせん plug ネジ孔などをふさぐボルトなど。冷却穴や吊り穴などをふさぐために使用される。
裏抜きうらぬき mold back relief キャビティー面とは反対側の金型を部分的に削り、肉を盗むこと。重力鋳造や低圧鋳造などで、金型の温度を上げたいときに金型の重量を減らし、肉盗み部分に断熱材を入れて保温性を高める効果がある。
上型うわがた upper mold 上下方向に開閉する鋳造機や中子造型機において、上側のプレートに取り付く金型。

用語 英語 解説
エアーベントえあーべんと air vent 金型内の空気や中子ガスなどの気体を外部に排出する機能を持つ部品や、金型の部分。金型に溶湯が充填される際、金型内の空気が圧縮されるが、金型内の空気を抜き、溶湯をスムーズに流すために用いられる。また重力鋳造や低圧鋳造の金型では、中子からガスが発生し、ガス欠陥が発生するため、中子のガスも金型の外に排気する必要がある。(ガスベントと同じ)

用語 英語 解説
置き中子おきなかご loose piece ダイカスト鋳造などでアンダーカット形状を成立させるため、金属製の中子を金型にセットし、ダイカスト製品などと一緒に取り出した後で製品から取り外し、その金属製の中子を再び、鋳造に用いる。このような再使用可能な金属製の中子のこと。
押出しおしだし ejection 金型内で充填が完了し、凝固している鋳物を、金型に設置されている押出しピンなどによって、金型から離型させるために押し出すこと。
押出しピンおしだしぴん ejector pin 鋳物を金型から押し出して取り出すために金型に組み入れられているピンの総称。高い耐摩耗性と靭性が求められるので、特にダイカスト鋳造では、特殊工具鋼系で硬さがHRC55以上の材料を使用する。
押し湯おしゆ riser 特にアルミ二ウムの重力鋳造や鋳鉄鋳造では、鋳物は溶湯が型内で凝固する際、金属が凝固収縮することにより、製品形状内で足りなくなる金属を補う必要がある。この製品形状の上部などに、足りなくなる金属を補うための金属の溜まりを設置した部分。
おも型おもがた holding mold 金型の構成要素で、可動側と固定側の金型キャビティー部分(入子)を支える金型のベース部分。「おも型」の表記としては、母型、主型がある。

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