安価・軽量・デザイン性の高い二輪車用アルミフレーム
CFアルミダイキャスト技術によるアルミフレーム。
CFダイキャストとは、"Controlled Filling Die Casting"(制御充填ダイキャスト)のこと。金型真空度向上、高精度な金型温度制御、溶湯の射出速度向上、離型剤の開発などにより、アルミ鋳物内へのガス混入量(気泡)を大幅に削減しました。軽量化、高剛性化のほか、高いデザイン性も備えながら、製造コストも低減します。二輪車用フレームでは、従来の鋼管フレームでは部品点数88点、溶接長9m、重量22.5kgだったところ、最新CFアルミダイキャストフレームは部品点数7点、溶接長0m、重量13.8kgとなっています。
Need要件
- 設計とデザインの自由度が高く、高性能かつ安価な二輪車用アルミフレームが欲しい。
Concept方針01
- 部品点数を削減して製造効率を上げ、コストダウンを図る。
Concept方針02
- 薄肉大物でも高い寸法精度を実現する。
Concept方針03
- 設計やデザインの自由度を高めながら、軽量・高剛性化を達成する。
Solution ソリューション
01CFアルミダイキャスト技術
金型真空度向上、高精度な金型温度制御、溶湯の射出速度向上、離型剤の開発など。
02ダイキャスト素材
高い靱性や強度などを達成するダイキャスト材料の開発。
03ダイキャスト鋳造技術
気泡含有量を削減し、相互の溶接も可能。
ADC3(Silafont36)を採用(高強度、高靭性)
Result 成果
2003年モデル | 2004年モデル | 2020年モデル | |
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構造 | 鋼管+溶接 | CFダイカスト 鋼管+溶接 |
CFダイカスト |
部品点数 | 88 | 31 | 7 |
溶接長さ | 9m | 2.9m | 0m |
フレーム重量 | 22.5kg | 16.8kg | 13.8kg |