マグネシウム製の二輪車用車体部品
薄肉大物のマグネシウム鋳造事例。
当社のCFアルミダイキャスト技術をベースに、均一な湯流れや凝固を実現するマグネシウム専用設計や、金型真空度・金型温度・溶湯射出速度の最適制御、不純物量を最小化する溶湯管理などを実現。薄肉大物のマグネシウム鋳造を可能とし、二輪車の大物車体部品のマグネシウム化を果たしました。鋳造後には専用の高耐食下地処理を施したうえで塗装し、アルミと同等以上の強度と耐食性(当社基準)を達成しています。
Need要件
- 二輪車の車体を軽量化するために、マグネシウムを採用したい。
Concept方針01
- マグネシウムを使用するための安全確保。
Concept方針02
- マグネシウムに最適化した製品設計。
Concept方針03
- 工程条件を最適に制御する。
Solution ソリューション
01安全管理
作業員教育、専用設備の確保、切粉・切屑の管理徹底など。
02コンカレントエンジニアリング
マグネシウム素材の特性を生かした設計と製法の確立。
03CFマグネシウムダイキャスト技術
設計・デザインの自由度が高いCFアルミダイキャスト技術の応用。
Result 成果
- 01二輪車車体部品の軽量化を実現(マグネシウムリアフレームは△500g、マグネシウムダイキャストホイールは△870g)
- 02難易度の高い薄肉大物のマグネシウム鋳造を実現し、高品質を確保
- 03製造現場の安全性を確保