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SR-Xキャプテン釣行レポート Vol.6

SR-Xオーナーの釣行レポートをお届けします。

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今年も盛大に開催されたボートゲームフィッシング広島大会。
37チーム152名がエントリーした今大会だが、海上でもすっかりおなじみ、独特のシルエットを持つSR-Xも4隻が参加した。今回はそのうち2組のご家族に、ボートのオーナーとなることの歓び、そしてSR-Xとともに過ごす充実したマリンライフについて語っていただいた。

瀬戸内海の島巡りにもチャレンジしたい中野昭二さん (63歳/安芸郡府中町在住)

初めて釣ったタチウオの美しさに感動

「妻の父親がフネを持っていて、若い時によく釣りに連れて行ってもらっていました。そんな体験を経て免許を取ったのは28歳の時。それ以来、自分のボートを手に入れるのが夢でした」

昨年の6月、ついに中野さんは35年越しの念願だったマイボートを手に入れた。
「ボート免許の更新の時にもらったボートのパンフレットをみたら、欲しいという気持ちがふつふつと湧いてきたんです。さっそく広島のボートショーに足を運びました」 展示されているSR-Xを見た時に、初心者の中野さんにとって操船しやすそうなサイズだったこと、そして中野さんにとって手ごろな価格だったことがSR-Xを選択した決め手になった。

「家内に“買ってもいい?”と聞いてみたら二つ返事で“買ったら?”といってくれたんですよ」
昨年の6月に進水してからは月に1~2回のペースでボートを出し、釣りを楽しんでいるという中野さん。昨年は初めて釣りの大会(ボートゲームフィッシング広島大会)にも出場を果たした。

「そのとき、初めてルアーでタチウオを釣ったんです。デッキに上がった美しい魚体を見て、それは感動しました。それまではキスやグチ(イシモチ)を餌で釣ることが多かったのですが、それ以来、ルアーフィッシングを楽しむことが増えています」

ボートオーナーとなって1年以上がたち、中野さんは操船にも慣れてきたご様子。
「他のモデルと比べたわけではないのですが、走行性能が気に入っています。SR-Xを乗り出したころは初心者なのでちょっとでも波があると恐る恐る走っていたんですが、ベテランの方が同乗した際、もっとスロットルを開けるようアドバイスを受けたんです。それで実際にスピードを上げてみたら、思った以上にスムーズに走る。安定性とスピード感があってとても気持ちよく走れることに気づきました。船外機は115馬力を選びましたが、正解だったと思っています」

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SR-Xは昨年の6月に進水。中央が中野昭二さん
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今年のボートゲームフィッシング広島大会にはお二人のご子息とエントリー

日曜大工で装備品の製作も

長く務めた企業はすでに定年退職し、今後は釣りだけでなく、瀬戸内海の島巡りなどクルージングも楽しんでいきたいと、中野さんはSR-Xがある生活を満喫しようとしている。

「日曜大工が趣味で、簀の子やら縁台を作ったりしているんですが、これからボートの装備品も、できるものは自分で作ってみたいですね」必要だと思う艤装品やオプションは購入時に取り付たつもりだったが、実際に使用してみると、足りなかったモノ、あった方が良かったといったモノが次々と頭に浮かんでくる。それをこれから少しずつ艤装していくことも、中野さんの楽しみにしていことのひとつ。

「今回、ボートゲームフィッシングに3人で参加しましたが、ロッドホルダーが足りなかった(現在はドライバーズシート背後の3本分のみ)。 他のボートを見るとバウレールやスターンレールに取り付けているボートも多いですね。これなら自作でいけるんじゃないかと思いました。 それとカディですが、トイレの高さに合わせてフロアを張り、自作でフルフラットにできないかと考えているところです」 海を走る、釣りを楽しみ、島を巡る。そして自分好みのボートを完成させていくと、ますます海を走りたくなる。中野さんのSR-Xライフの楽しみは広がっていくばかりだ。

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ロッドホルダーなど可能なものなら自作の装備品にチャレンジしたいという

週末の過ごし方が変わりました普家浩文さん(46歳/広島市在住)

愛妻の名前の由来から付けた美しい艇名

「家族でアイディアを出し合って、ああでもない、こうでもないと、1週間ほど考えました」
今年の5月にSR-Xを購入した普家さんがまず初めに行ったのは「自分の船に名前を付ける」というボートオーナーしか体験することのない、このうえなく楽しい作業だ。そうして決まったのが『月食』という美しい艇名。

「妻は月という漢字を二つ並べた“朋子”という名前なんですが、月食の日に生まれたのがその由来なんです。それにちなんで決めた艇名です」 イタリア語で月食を意味する<eclissi Lunare>。その白い文字がデザインされたガンメタリックの艇体は長男の瑞己君(14歳)も「すごくカッコイイ」と大いに気に入っている。

普家さんご家族が「ボートを買おう」ということになったのは、この瑞己君の釣りブームに端を発しているのだ。
「釣りが大好きな転校生がやってきて、友だちになったんです。それから一緒に釣りに行くようになりました。砂浜からの投げ釣りがほとんどでしたけど」(瑞己君) その釣りブームに子どものころからよく防波堤で釣りを楽しんでいたという父親の浩文さんも参加。そのうちに毎週のように親子で釣りに行くようになっていきました。そのブームはいつしか「ボートで沖に出ればもっと楽しい釣りができる」という憧れへ。

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普家浩文さん(中央)と朋子さん、瑞己さんご家族
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あいにくの天気となったが大いにトーナメントフィッシングを楽しんだ

高校受験が終わったら免許取得にチャレンジ

今年の5月、普家さんはすでにボートを買うつもりで広島のボートショーに家族で足を運びました。最終候補はYF-21とSR-Xの2艇に絞られましたが、サイズ的にSR-Xの方が取り回しがラクそうに思えたこと、価格の面でコストパ フォーマンスが高いと思えたことがSR-Xに決めた理由だった。 「その日のうちに契約しちゃいました。その場で息子は“ホントに買うの? いいの? ”って、かなり興奮していましたね」

船外機は115馬力、エンクロージャーやGPS魚探、ロッドホルダーなど、ショップの営業さんに「必要なモノはすべて付けてくれ」と頼んだ。 SR-Xが普家さんの仲間に加わって半年。その間、ほぼ毎週、ボートフィッシングを家族で楽しんでいます。瑞己君の試験勉強が重なったときだけはご夫婦ふたりで。また、瑞己君と釣りを楽しんでいた転校生君も一緒にボートに乗ることがあるそうです。

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ショップと相談しながらほぼフル装備に。魚探の取り付け位置などに工夫も

「半年乗ってみて感じたのはとにかく使いやすいボートだということ。このサイズにして正解だったなと思いました。また走りもいいし、波に対しての強いうという印象を受けます」 SR-Xは普家さん家族の休日の過ごし方を大きく変えました。そして釣りのスタイルも。 「いままで釣れなかった魚が釣れたり、知らない魚が釣れたりというのがすごく楽しい。今度やってみたいのはハマチ、そして鯛にもチャレンジしたいです」(瑞己君)

瑞己君は来年が高校受験。それが終わったら、すぐにでも免許を取る予定です。
これから艤装品で付け足したいものはあるかとの問いかけに「レーダーかな?」「いやあ、それはいらないだろう」「あと、あれ、そうだ、スパンカー!」「そうかなあ、スターンでキャストがしにくくなりそうじゃないか」などとボート談義が弾む瑞己君と浩文さん。そして、笑顔で楽しそうに二人を見つめる朋子さん。そこには、あたたかで、とても素敵な、新生ボートフィッシングチームの姿があった。

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