イグザルト45コンバーチブル発表会
東京ベイエリアの天王洲にて開催された、ヤマハのプレミアムボート「EXLUT 45 CONVERTIBLE」発表会のイベントレポートです。
パーティ形式で行われた「EXULT」の発表会には、メディア関係者を中心とした約80名が集まりました。開会に先立ち、ヤマハ発動機(株)国内マリン事業部の笹川部長より「EXULT」シリーズの展開案や「EXULT 45CONVERTIBLE」のコンセプトが紹介されました。その後、桟橋に係留された「EXULT 45 CONVERTIBLE」がライトアップされ登場。プレミアムボートの雰囲気を漂わせたシルエットがブルーのライトで浮き上がると大勢の来場者から拍手がわき起こりました。
ヤマハが初めて手掛けたプレミアムボート「EXULT 45 CONVERTIBLE」は、ヤマハの伝統あるビッグボートを検証し、すべてにおいて上質さを加味させたモデルで、ハードトップのフライングブリッジやスカイラウンジと名付けられたキャビン内のラウンジスペース、ふんだんに使用されているローズウッドの木目など、他のモデルに比べ、ワンランク上の素材とデザインが採用されています。
ゲストを代表してインプレッションを行った山崎憲治さんは「船外機のヤマハはワールドワイドのネームバリューを持つが、ボートのヤマハはまだ国内だけにしか知られていない。ぜひ、マイアミなどの海外のボートショーに出展して、メイドインジャパンをPRしていただきたい。卓越した走行性能と優雅さを演出する居住空間があるこのイグザルトを、国内だけに留めておくのはもったいない」と祝辞を述べられ、その後は和やかな雰囲気の中で内覧会が行われました。
また、今回のパーティにはヤマハボートと深いつながりを持つ著名人も参加。
「私のマリンライフはヤマハと共にスタートした」という作家の鈴木光司さんは、「まだまだ本がベストセラーになる前のことです。ヤマハのボート免許教室を卒業した時に、本がベストセラーになったら船を買おうと営業の方と約束したのを覚えています。当然本は売れず、その後連絡もパッタリと途絶えていたのですが、「らせん」がヒットしてからしばらくのこと。ヤマハのセールスマンが5年ぶりにやってきたんですよ(笑)。そこで初めて買ったのが、『CR-27SEDAN』というクルージングボートです。それ以来、ヤマハさんとはお互いにいい関係を築いてきました。いいボートがほしいと思ったら、一生懸命に作品作りに打ち込む。そうしてヤマハのボートを乗り継いできました。私にとってはロングクルージングのパートナーばかりではなく、時には書斎として作品作りの場にもなりました。数々の場面でヤマハさんのサポートを受けて、充実したマリンライフをおくることが、いまにつながっています」とマリンライフの一端を披露し、集まった人びとにマリンライフのススメを説く場面が見られました。
今回の参加者に内覧を終えた感想を聞いたところ「同じクラスの内装に比べ、寛ぎがうまく演出されている」「スカイラウンジはゆったりと寛ぐことができる、いいアイディア」など概ね好評で、他の意見としては「試乗で走りの素性を確かめてみたい」と期待を寄せる声も多く聞かれました。
「国内に留まらず、ぜひ世界の表舞台に出展してほしい」と祝辞を述べた
EXULT 45 CONVERTIBLE
- <主要諸元>
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- 全長:15.02m
- 全幅:4.75m
- 全深さ:2.58m
- 艇体質量:12,403kg
- 完成質量:16,309kg
- 定員:15名
- 搭載エンジン:CATC12×2
- 最大保証馬力:526kW(715ps)×2
- 燃料タンク容量:2,300L
- 航行区域:沿海