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ライトタックルトーナメント広島大会

ボートオーナーを対象とした広島エリアにおけるフィッシングイベントのレポートです。

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年間を通じてボートフィッシングが楽しめる瀬戸内で、春と秋に行われいるヤマハのフィッシングコンテストが、この「ライトタックルトーナメント」です。参加資格は27ft以下の船外機付きのボートであることのみというシンプルなもの。スタートフィッシングも午前6時という設定になっていますが、実質はオープンスタートで、海域は今回検量場所となった怒和島を中心に、西は周防大島より東は中島周辺までと広範囲に及びます。そのため参加者も広島県一円から集まることが可能となり、今回は広島、竹原、福山の各地域より、17チーム、総勢73名のボートアングラーが集結しました。このライトタックルトーナメントはジギングのみに限定して、ブリ、ハマチ(ヤズ)、タイ、メバルを対象魚に、釣果の中から2尾の総体長で優勝を競い合うものです。瀬戸内海のボートフィッシングと言えば流し釣りなどが有名ですが、ジギングで狙う大型の青物釣りもここ数年浸透していることもあり、広島のボートアングラーにとっては注目のフィッシングイベントとして認知されています。

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好天に恵まれたなか、スタートフィッシング!
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日の出と共にキャスティングを開始します
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ポイントによっては専用のジグでマダイを狙います

6月1日5時前。夜明け前よりスタートフィッシングに備える参加者たちで賑わいを見せる福山のポンツーン。準備が終ると隊列を組んで、日の出前の瀬戸内の海へ出発します。同乗させていただいたチーム「マロン」は、オーナー以下4名が乗船し、釣果が上がってきたという中島周辺のポイントを目指して僚友艇と併走します。
40分ほど走行して津波島周辺の海域に差しかかった時に見事なイワシのナブラを発見。これまでランデブーを楽しんでいた僚友艇も、発見するや否や間髪を入れずにナブラに近づきルアーをキャストします。日の出とほぼ同時刻に、スタートフィッシングを迎えることとなった「マロン」では、メンバーの1投めにハマチサイズがヒット。豪快な引きを楽しみながら難無く手元に寄せ、無事ランディングしたまでは良かったものの、記念撮影しようとしたとき、突然暴れたハマチは海中へ。
気を取り直してキャストを再開するメンバーたち。僚友艇の中には、ヒットはもちろんまずまずのサイズを手中に納めたアングラーもちらほらとでてきました。例年通りであれば梅雨明けを迎えないとこのポイントではいいサイズの青物には滅多にお目に掛れないようですが、この島周辺の海域では朝イチと同じ群と思われるイワシのナブラが見え隠れしているので、しばしこのポイントに腰を落ち着けるチームも見えます。

青物狙いは、まさにナブラとのいたちごっこ。群自体があまり大きくないので、思い通りの場所に現れません。朝マズメの釣果を無線や電話でウワサを聞きつけて、周囲には徐々にボートが集まりました。ナブラを見つけてボートを走らせて、キャストティング。この手順を繰り返します。皆さん、粘る、粘る。と、潮止まりが気になり始めた午前10時頃、粘った甲斐あって左舷の近からず遠からずのいい位置に現れたナブラでついにダブルヒット!ランディングした2本は即、活け絞めにした後に記念撮影。「マロン」にもほっと一息の瞬間がやってきました。

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広い海域で魚とのやり取りを存分に楽しんだ一日
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大物をネットに納めてホッと一息。たまらない瞬間!
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瀬戸内きってのビッグゲームがハマチなどの青物狙い
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13時には検量会場の怒和島の浮き桟橋に参加艇が集結

12時半のストップフィッシングまでには時間はまだあります。ゲットした2本のハマチでコンテストの条件も満たされたので、検量場所の怒和島を目指しながらポイントを移動しつつ、もう一つの対象魚であるタイにトライします。タイラバーと呼ばれる独特な形のルアーを使って、魚探で地形を探りながらのジギングを再開。待望のタイは、中島周辺での水深30メートル程のポイントでの第一投めにヒットしました。ラインも細く、ストップフィッシングも間近とあって、魚とのやり取りを楽しみながらも慎重にランディングします。その後も移動しつつキャストを繰り返しますが、ストップフィッシング。一路、検量が行われる怒和島を目指しました。

怒和島漁港のポンツーンには昼過ぎから1艇、また1艇と参加艇が集まり始めました。参加者はボートを舫うと、イケスやクーラーボックスから釣果を取り出して検量場所へ向かいます。他艇の情報があまり掴めていないので、わくわくする気持ちが検量のスタッフにも伝わってきます。
一喜一憂しながらのひと時をしばし楽しみ14時頃より表彰式が始まりました。
各部門の1~3位の表彰についで、ビッグサイズの外道、さらには、年代別じゃんけん大会の1位にも特別賞が。順位だけに限らず賞が多いのも、このコンテストの楽しみのひとつ。次回秋の竹原大会での再会を誓い、和気あいあいのムードの元、広島大会の幕が閉じました。

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ボートを舫うと獲物を持ってドキドキの計測です
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回を重ねるごとに参加者が増え続けるこの大会。ジギング三昧の一日を総勢73名のみなさんが楽しみました

入賞者コメント

ブリ・ハマチの部 優勝 「福山ぼうずクラブ」
今回の狙いは青物一本に絞り込んでいましたね。初めてのコンテスト2チーム8名体制でのチャレンジでしたが、道具選びやポイントなどの情報収集やビギナーへのレクチャーなど、前夜から全員集まってミーティングと称した宴会を楽しみ、モチベーションの高い状態で当日を迎えられたことが勝因かもしれませんね(笑)。勝敗の決め手となった72センチのハマチは、実はストップフィッシング直前に釣り上げたものなんですね。勝負は最後の最後まで分からないものですね。
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タイの部 優勝 「ビーチ」
前回、秋に散々の結果でしたから。今回が2度めなんですが、狙いはタイ一本でした。優勝できて嬉しいと言うより、ほっとしたというのが正直なところなんです(笑)。普段釣りを楽しんでいるのとは違う海域でのコンテストですから、事前に2度ほど遊漁船に乗ってポイントを絞り込むなどの事前の準備はしっかりしていました。尺上から2尺強の大物まで3枚が上がり、皆喜んで貰えたんで本当によかったですね。また秋にもぜひ、チャレンジしてみたいと思っています。
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メバルの部 優勝 「浅田フィッシングクラブ」
廿日市周辺で月に2度程ボートフィッシングを楽しんでいるチームです。今回は仲間と4名での参加です。普段からよくやっているのでハマチなどの青物狙いでスタートフィッシングを迎えたんですが、思うような釣果が上がらないので、途中からメバルに切り替えて。片島付近で20センチクラスを15尾ほど釣り上げました。優勝できるとは思っていなかったので、喜びもひとしおです! また機会があればぜひ参加したいですね。
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