ジャパンインターナショナルボートショー2010
パシフィコ横浜で開催されたジャパンインターナショナルボートショー2010のレポートです。
国内最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2010」が今年も横浜市のパシフィコ横浜展示ホールを中心に開催されました。今年の会期は例年よりも1週間早く、3月4日~7日までの4日間。週末は風雨が強く、特に日曜日は海上イベントが中止になるなど、あいにくの天候に見舞われましたが、メインの屋内展示会場は例年通りの多くのマリンファンで賑わっていました。
EXULT 36 Sport Saloonが2009ボートオブザイヤー大賞を受賞
ジャパニーズ・スポーツサルーンを標榜するEXULT 36 Sport Saloonが2009年のボートオブザイヤーの大賞を受賞しました。このボートオブザイヤーは、ボートオブザイヤー実行委員会よりその年に日本国内で発売されたボートの中から最も優秀であると認められたボートに対して贈られる賞です。国産中型部門にノミネートされたEXULT 36 Sport Saloonは審査員の圧倒的な得票により、他の部門賞を獲得したモデルを抑えて大賞を獲得しました。
ボートショー初日に行われたボートオブザイヤーの表彰式。国産艇中型の部門賞を獲得したイグザルト36がボートオブザイヤー2009の大賞を受賞した
さて、不景気の言葉をかき消すような熱気に包まれた会場ですが、その中でもヤマハブースには多くのマリンファンが訪れていました。受付の後ろには実物大のEXULT 36 Sport Saloonパネルが控え、その圧倒的なスケールは来場者が見上げるほどの存在感。そのパネルを見上げながら、階段を上れば、展示艇へのエントランスにつながっていて、ボートショーで登場したFR-32HPやSC-30eⅡが、その奥には昨年デビュー以来、注目度の高いFR-23が展示され、内覧を楽しむ家族連れの方からは、マイボートへの夢や理想を語り合う光景が見られました。 そのクルージングボートが並ぶコーナーの反対側にはYF-27やF.A.S.T.26などのフィッシングボートが並び、なかでもボートショーで登場した「FF-21」には、本体価格が200万円を切るだけに、すでにボートに乗っている方からの注目度も高く、説明員の話を聞きながらコンソールやコックピットを細かくチェックし、性能を確認する姿が多く見受けられました。
日本舟艇工業会が主催するジャパンインターナショナルボートショーは今年で49回目。出展社・団体数は170社、ボート・ヨット150艇、マリンエンジン44台が展示されました。今回のボートショーでは、これらの展示の他、セーリングとマラソンで地球一周を行っているタレント間寛平さんが実際に使用したヨット「エオラス」号の展示や小学生を対象とした体験プログラム「海学習」など、来場者が楽しめる展示・プログラムが充実していました。
さて、今回のボートショーではヤマハを始め、各社とも20フィートクラスのフィッシングボートが充実していました。このボートショーを皮切りに、各地で展示会が開催されます。より地域に密着した身近なマリンライフの情報を手に入れることもできますので、ぜひ皆さん足を運んでくださいね。
(詳しいスケジュールにつきましては、イベントスケジュールでご確認ください)