ボートゲームフィッシング講習会in酒田
2011年7月24日酒田プレジャーボートスポットにて開催された、ルアーフィッシング講座のイベントレポートです。
- ルアーフィッシングの新たなフィールドで、SR-Xをアピール!
- ゲームフィッシングが文化として根付きつつある西日本に比べると、ルアーフィッシングという形態がまだまだ一般的ではない東北エリア。そこで今回は、DAIWAフィールドスタッフで、岩手県宮古市在住のプロアングラー佐々木修さんを講師に招いて「日本海ボートゲームフィッシング講習会 in 酒田」と題した、ルアーフィッシングのイロハを学べる講座が開催された。
昼食後の13:00には、主催者側が用意したボート4艇に分乗し、実技講習を兼ねたフィッシングに出航。日本海に初進出となったSR-Xには、購入を検討しているという下野さんが乗船。参加者がUF-29やチャーター漁船に分乗する中で、スクエアのハルにキャノピーを設えたSR-Xには多くの参加者が注目した。
各艇とも30分ほど沖に出たところで、スタートフィッシング。すると講師の佐々木さんの一投目にいきなりヒット。強い引きを十分に堪能したところで、いい形のクロゾイが揚がった。「最初のヒットで合わせずに、ちょっと戻すという姑息な手を使いました(笑)」と佐々木さん。間髪を置かずにスタッフが乗ったSR-Xにもカサゴが揚がり、景気のいいスタートとなったのだが、そこからピタリと当たりが止まってしまった。
何度かポイントを移動していく間に時間も過ぎ、残り1時間を切ったところでSR-Xに、アジやサバなどが揚がり、同乗者一同が活気づいてきたところに50cmオーバーのヒラメをランディング。通常はボートサイズによってはランディング時は不安定になってしまうこともあるが、このSR-Xは片舷に3人が寄っても、大きく傾くことはなく、アングラーとタモ持ちが余裕を持って取り込めることを実証した。
そうこうしているうちに15:45のストップフィッシングを迎えてしまった。「潮が完全に止まってしまう時間でしたね。ボク自身も最初のクロゾイで肩の荷が下りてしまって、その後は全くダメでした」と佐々木さん。実質的には2時間であったが、その釣果はクロゾイ×1、カサゴ×1、ハナダイ×2、マダイ×1、ヒラメ×1、サバ×2、アジ×2。
釣果そのものは不完全燃料だったが「ルアーフィッシングの楽しみ方というものがわかって、一投ずつ考えながらキャスティングできたので、全く釣れませんでしたけど(笑)、全く退屈せずに楽しい時間を過ごすことができました」と釣り初心者の植松さんは満足そうに笑った。
帰港時には多少のうねりがでてきたものの、4人を乗せたSR-Xはその凌波性を見せつけるかのように走り、参加者からはコンパクトサイズでありながらその安定した走りに驚嘆の声が聞かれ、帰港してからは参加者の関心もひときわ高くなった。
SR-Xに乗船した感想はいかがですか?
- 講師:佐々木修さん
- SR-Xの第一印象としては波に非常に強いボートだということです。走行中はもちろん、止まってキャスティングしているときも、安定性が抜群にいい。これはフィッシングボートとして最も重要な部分だと思います。個人的な好みで言うと、ちょっとレーシーな雰囲気のコクピットが好きですね。スポーツカーに憧れていた子供の頃の気持ちに戻れる、そんなボートです。
- 下野さん・植松さん
- SR-Xを操船した時に、結構スピードを出したんですけど、どこにいても全くスプレーがかからないのには驚きました。他のボートの曳き波を越えるときも、ボートの走りは安定しています。あとキャスティングしているときの静止安定性も抜群。大きめのバウレールが実にいい具合に設置してあって、安心してキャスティングに集中できました。バウレールのサイズ自体はかなり大きめなんですが、視界の妨げにはならない。本当によく考えられた設計だと思います。
- ボートショップ酒田・二瓶満社長
- 東北独特の保守的な気質なのかもしれませんが、ルアーフィッシングという釣りがあることは知っていても、どこか半信半疑な気持ちを持っているんです。でも今回、佐々木プロがきて、目の前でその釣り方を見ることができて、明らかにみなさんの意識は変わりました。これからの釣果が楽しみですね。それと今回のSR-Xが新たな釣りの世界を後押ししてくれたのは言うまでもありません。釣り方も大切ですが、釣果が得られるボートの存在も大きいというのがよくわかったと思います。