BOAT GAME FISHING 2011 in 木更津 SR-X参戦レポート
2011年9月17日(土)木更津にて開催された、ルアーフィッシング大会のイベントレポートです。
全国各地を転戦するSR-Xチームは、木更津港からスタートして、最初に木更津木材港沖のストラクチャーを目指した。この日のガイドを買って出たのは、地元セントラルボート(株)のスタッフ及川栄司さん。今大会の指定魚はシーバスとイナダだが、チームSR-Xの狙いはシーバス一本!
20分ほどキャスティングを繰り返したものの、まったくアタリがない。東京湾アクアライン周辺に向かったボートから、いいアタリがあるという情報を得、すぐさまアクアラインに急行。追い波だったとはいえ、波切り性能に定評のあるSR-Xならではの安定性で、わずか10分足らずでアクアラインの橋脚に到着。
橋脚の根本や、その側にある灯台周辺を丹念に探る。先ほどとは違い、確実にアタリが感じられる。何回かヒット&バラシを繰り返した6:30頃、スタッフの福山が本日初となるシーバスを揚げた。その後、徐々に川崎側にボートを流しながら、キャスティングを繰り返すも、アタリが弱く、いい感触が得られない。1時間ほど橋脚周りを探り、次に向かったのが製鉄所が軒を連ねる君津の中央防波堤。行きとは反対の向かい風の中での移動だが、波捌さばきの良いSR-Xは、まるで海を掴むかのうな走りを見せる。スクエアバウはしっかりと走るだけでなく、船上のドライネスを維持するので、アフトデッキに座っていても不快なスプレーを浴びることもなく、爽快な潮風が心地良い。最初は半信半疑の大きさでも、慣れるに従って、このボートに秘められた大きな力を感じ取ることができるようになった。
そんなことを思っていると、あっという間に君津の防波堤に到着。キャスティングを始めたところで、姿を現したのがチームセントラルのYF-21だ。彼らはこちらの到着前にすでにキャストを繰り返し、丹念にポイントを回っているところだった。そこからしばらくは同じポイントで競うも、次々とバイトを繰り返すのはチームセントラルのYF-21だった。
防波堤に見切りを付けた我々は、鉄鉱石を積み降ろしする大型貨物船が接岸する岸壁に狙いを定めた。日も高くなり、岸壁の下の日影に潜んでいるとの読みで、アンダースローのように丁寧に岸壁下にキャスティングを繰り返しているうちに、スタッフの福山が再びヒットした。結局、チームSR-Xの釣果はこのシーバス2尾。なんとか成績表に順位はつきそうだ。
ストップフィッシングの12時前から、木更津港の大会会場で計量が始まっていた。参加22艇のうちイナダを狙ったのは2チームのみで、他は全てシーバス狙い。激戦となったシーバスを制したのはチーム鯨海酔俣。普段からシーバスフィッシング中心に活動しているという彼らは、この日3人合わせて60匹以上のシーバスを上げたという。この日の最大サイズとなる75.5cmを上げた青木さんは「最後の最後、粘ったところで上がりました。やっぱりあきらめないことは大切ですね」と笑った。
イナダ部門の優勝はチームあんちゃん。今年進水したばかりのFR-23EXを駆っての出場だ。「イナダを狙ったのは、シーバスをやったことがないからです(笑)」というのはチームキャプテンの和田さん。第二海保あたりで潮の流れに乗りながらのジギングで52.5cmのイナダを上げたらしい。「帰りしなにシーバスも狙ってみたんですが、さっぱり。やっぱり慣れないことはダメですね」(和田さん)。
SR-Xのここがすごい!!
- (株)セントラル・及川さん
- バウもスターンもレールが高く設定されているので、キャスティングなどルアーフィッシングにはちょうどいいボートだと思います。今日はコンディションがハードで波もあったのですが、ボートの安定性が良くて、スタンディングでもキャストできましたし、4人乗船の70馬力でもしっかりと走りました。実際に大会に出て、使ってみて、フィッシングボートとしての総合的な性能の高さに驚きました。ボートサイズで疑問を持たれているお客様にはぜひ乗船していただいて、バランスの良さを体感して欲しいですね。