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ボートゲームフィッシング講習会in小樽

2011年9月25日小樽港マリーナにて開催された、ルアーフィッシング講座のイベントレポートです。

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全国で開催されるボートゲームフィッシングが北海道で開催。ソフトルアーを用いたロックフィッシュゲームが盛んな北海道で、ボートフィッシングはどのように感じられるのだろうか?SR-Xチームも参加した小樽でのボートゲームフィッシングをレポート。

北海道を代表する観光地のひとつ「小樽」。運河や旧北海道銀行の本店など歴史的な建造物が有名なこの地で、去る9月25日(日)に北海道では初開催となる北海道ボートゲームフィッシング講習会が行われた。開催場所の小樽港マリーナは札幌のプレジャーボートのベースとして賑わいを見せる場所でもある。
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▲約30名のフィッシングファンが集まって開催された
北海道ではソイやアブラコ(アイナメ)といったロックフィッシュを対象にしたルアーフィッシングがここ数年盛んで、釣り大会などのイベントも開催され人気があるという。しかし北海道でのボートフィッシングと言えば、その多くは餌を使ったベイトフィッシングによるもので、(もちろん釣果が伴うからなのだが)ルアーフィッシングは少数派とのこと。今回の参加者の大半はボートでのルアーフィッシングは初めてであり、講習会場は新たなフィッシングスタイルを学ぼうと参加者の熱気が溢れた。
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▲参加した皆さんの目は真剣そのもの。半田講師の貴重な体験談に聞き入っていた
先頃、開催された酒田(山形県)と同様に、今回は講習会という形式のため、最初は座学からスタート。講師は、北海道のロックフィッシュでは有名な半田義博さん。イベントやトーナメントでは引っ張りだこの半田さんもこうしたボートフィッシングユーザーがメインとなるイベントは初めてのようで、誰もが楽しめるロックフィッシュゲームという視点で講義を始めた。 「アブラコ(アイナメ)やガヤ(エゾソイ)が今日の対象魚になりますが、釣果を競う前に、ぜひワームが底に着いた感触というのを覚えてほしい。この釣りの基本的な考えとしてボトムにルアーを落としてから平行に移動させたり、上下に移動させたりして、ターゲットにアピールすることになるので、ぜひ基本の基本を体で覚えて帰って欲しいと思います」とポイントを絞った半田さんのアドバイスを中心に1時間程度の講習を行い、その後、主催者が用意した5艇に分乗して海面へと向かった。
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▲5艇に分かれて、いざポイントへ

ポイントになったのは、小樽港マリーナからクルージングスピードで15分ほどの距離に位置する赤岩周辺。海岸線に沿う形で水深が10~15m前後のエリアを各艇に乗った参加者が、思い思いにルアーをキャストしていく。開始から15分ほどでファーストフィッシュをキャッチしたのは、講師の半田さん。SR-Xのバウデッキでアブラコとのやりとりを見せる姿に、他のボートに乗船していた参加者もヒートアップ。各艇では、各々がリフト&フォールやスイムといったルアーの基本的なアクションにトライし釣果の期待も高まる。そうした中で、またまたキーパーサイズを釣ったのは講師の半田さん。その様子を見ながら、多くの参加者がターゲットのイメージを思い描きロッドを振った。その直後こそ反応がなかったものの、15分、20分と経つうちに、各艇でフィッシュオンが始まる。その後、この日の潮止まりである13時を挟んで15時まで、いずれのボートにも釣果のある実釣演習となった。

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この日初めてボートフィッシングを体験したという山口さんと白川さんご夫婦は、「堤防からの釣りは経験があるのですが、ボートは初めてで、揺れる中での底を取る感覚が難しかったです。でも陸っぱりに比べると魚のサイズが倍になるので、やみつきになりますね。それと講習会もあり、インストラクターもボートに乗って教えてくれたので、これまで自己流でしてきた釣り方など、あらためて見直すいいきっかけになしました。次回もあれば是非挑戦したみたい」と満足な様子。
また親子で参加した太田さんは「釣果が乏しくて残念。それ以外はタメになりましたね。こうしてあらめて教えてくれる機会は、そうそうないですからね。ボートフィッシングの楽しさと難しさが身に染みました。できれば次は爆釣といきたいですね」と新たなスタイルに意欲を見せた。
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「潮の流れに合わせた釣果になりましたね。実釣の時間に潮止まりがあったので、その時間はぴたりと止まりましたが、全体的には短時間で50本近い釣果があったので、みなさんそれなりに手応えがあったと思います。特にボートでの釣りはある意味でポイント勝負みたいなところもありますので、事前に釣果情報を収集することが大切です。その点さえ踏まえておけば、岸壁より釣れる確率やサイズは確実にアップしますので、機会があれば今後もぜひ挑戦して欲しいですね」(半田さん)

マリンレジャーを発信する小樽港マリーナで開催され、多くの参加者が釣れるボートフィッシングに手応えを感じたボートゲームフィッシング講習会。「来年はボートゲームフィッシングとして、腕を競う醍醐味を大勢の参加者で楽しみたい」という感想が聞かれるほど、参加者にとっては内容の濃い一日となったようだ。

SR-Xに乗船した感想はいかがですか?

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講師:半田義博さん
見た目は大きくないのですが、いざ釣りをするとキャストもスムーズ。バウのデッキはスクエアになっているので、3人分のスペースがありますし、キャノピーも抑えられているので、オーバーキャストでも邪魔に感じることはありませでした。体感では24フィートぐらいのスペースがあると思います。また走りも安定している。こうした港から近くで行うロックフィッシュにはぴったりのボートだと思います。
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▲SR-Xで実釣を体験した下野さん(左)と植松さん(右
川口さんご夫婦
釣りやすい、乗りやすい。これがSR-Xの感想です。見た目は小さいので、釣りもしにくいかなと思いましたが、実際に家内と並んでバウで釣りをしましたけど、窮屈さや狭さは感じませんでしたね。バウデッキのスペースがスクエアになっているのが気に入りました。乗り心地も安定感があって、逆に、こうしたらといいという点がない。少人数での釣りが快適にできるボートだと思います。
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