ボートゲームフィッシングin小樽
9月16日(日)に、マリンウェーブ小樽にて開催された「ボートゲームフィッシングin小樽」をレポートします。
9月16日(日)昨年に引き続き、ボートゲームフィッシングin小樽がマリンウェーブ小樽を会場に開催された。当日は悪天候にもかかわらず、17名の受講者が集結。北の海でゲームフィッシングに挑む受講生たちを追った。
マリン関連の試乗会イベントは、毎年3月のジャパンインターナショナルボートショーで幕を開け、6月末までで終わるのが通例であったが、本年については「オープンクルージングボート」という新ジャンルのNYTROに合わせ、梅雨明けの7月下旬の試乗会開催を企画した。
初日の28日は受付開始の10時には既に気温30度を超え、最高気温は35度を越える猛暑日で、お客様の熱気が伝わるよりも早く周囲からの熱風の中、汗だくで試乗準備が行われていた。
今回のイベントの企画担当者である九州販売課の龍尾さんにお話をお伺いすると「九州エリアはどうしても釣りボート中心の試乗会・展示会が多くなってしまうのですが、今年はオープンクルージング&スポーツボートのラインアップも揃ったので、敢えてこの時期に、また、これらのボートだけに絞った試乗会を企画しました」との事で、福岡の都心部から近い「アーバンリゾート」と呼ぶに相応しい西福岡マリーナで初の試みを開催した。
開催前日の小樽地方は黒い雲に覆われた土砂降り状態の最悪のコンディション。
当日も朝からすっきりとしない雨混じりの天気のため、キャンセル者が続出か、と心配されたが、総勢17名での賑やかな開催となった。
8:30の受付開始時間には既に参加者が受付前に並んでいる状態で、昨年に引き続いて参加される、という方も多く「ワームでのゲームフィッシング」に皆さんの熱気が感じられる。
このイベントは日本舟艇工業会北海道支部の主催で、日本釣り振興会のご協力をいただき、地元の釣りインストラクターの方が実釣講習では各艇毎に一人づつ乗船してほぼマンツーマンで指導してくれるとあって、釣り初心者の方からベテランまでしっかりと教えてもらえるという仕組みになっている。
残念ながら「トーナメント」(釣り大会)の併催も企画されていたが、悪天候により、講習会のみでの開催となった。
今回のイベントの実行員である、日本舟艇工業会北海道支部の西田支部長の開会挨拶、インストラクター(5名)の紹介に引き続いて、まずは今回参加された皆さんの持参いただいたロッド・リール・ライン・ルアーのチェックから講習が始まった。
今回のメインインストラクターを務めていただく半田さんを始め、各インストラクターが参加者の皆さんのテーブルに行き、道具を細かくチェック。講習会、と言っても全体講習だけでは中々自分の道具まで見てもらえないため欲求不満が募るケースがあるが、ここでは各自の道具をベースにした実践的な指導を行ってもらえるため非常に分かり易く、かつ、そのまま使えるノウハウ満載の講習会が進められている。
昨年に引き続いて参加された方はインストラクターとも顔なじみの様子で、日頃の釣果・ポイントの話でより一層会話が弾んでいた。
9時から始まった講習会は2時間で修了し、早めの昼食をとっていよいよ実釣講習に移動だ。
昨年の爆釣ポイントでの実釣講習を予定していたが、昨日からの風のため、沖合いはうねりが残る生憎の海象状況。
マリンウェーブ小樽のスタッフ・インストラクターの皆さんで話し合いの結果、沖防波堤の内側での講習会にする事とし、各艇メインインストラクターの半田さんの乗り込んだSR-Xに倣って、防波堤近辺のポイントで実釣講習をスタート。
各ボートの上では、キャスティングの仕方、底の取り方など、より実践的な講習を織り交ぜ、本日の獲物「ひらめ」「あぶらこ」を待つ。
始める事1時間。
どの艇からも目覚しい釣果報告がないまま各艇のインストラクターの顔には多少焦りの色も見えてきた。
ポイントを移動したり、ルアーを色々と変えたりと、何としても何かを釣らせてあげたい、という各インストラクターの熱意が伝わってくる。
小樽地方だけでなく、北海道全体として残暑の影響が残り、この季節としては異常なくらい水温が高い状況が続いている影響からか、どのポイントも釣果の報告がないまま講習終了時間が刻々と迫ってくる。
講習終了時間の15:00ギリギリまで粘るものの、全艇を合わせた釣果でもリリースサイズの小型のあぶらこ他2匹という結果。
昨年の爆釣状態の印象が強いため、特に「こんなはずでは」の印象があるが、釣りは自然を相手にするレジャーのため、「これも釣りの楽しさ」と割り切るのが一番、と自分自身を納得させながらマリーナへの帰路につく。
今やすっかり小樽マリーナの恒例行事として定着しつつあるボートゲームフィッシング小樽大会。
北の海でも着実にボートゲームフィッシング熱の高まりを感じる本イベントは今後益々拡大していくことであろう。
SR-X試乗レポート(今回SR-Xに初めて乗ったシースタイル会員の2名様にお話を伺いました)
佐々木様
今年2月にボート免許を1級にステップアップし、その機会にシースタイルに入会しました。先月(8月)に初めてシースタイルを利用し、安全レクチャーと小樽近辺のショートクルーズを楽しみました。今回初めてSR-Xに乗りましたが、静かでキャスティングには最適なボートですね。仕事が忙しくて中々利用する機会が少ないのですが、もっと頻繁に海に出たいですね。
早川様
今年5月に入会し5回位利用させてもらっています。 SR-Xはデッキが広いのとキャスティングレールがとても使い易いですね。今日のボートは70馬力だったのでもう少し大きなエンジンの方が良いかな、とも感じましたが、釣りは、とてもし易いのでシースタイルでも借りられるようになれば、是非とも使ってみたいです。カレイやガヤなどを釣っていますが、今年はカレイを何としても釣り上げたいです。