55mph - バイク乗りのための, ワンバーナー, クッキング
バーナーひとつで簡単に作れる“バイク乗りのための”クッキング・レシピをあの人が大公開!
第1回 シェルパ斉藤さんの「最速!シーフード・パエリア」
国内外を旅する紀行作家&バックパッカー。自転車、オートバイ、ヒッチハイクのほか、耕うん機による日本縦縦など、自由奔放でユニークな旅を30年以上も続け、『島旅はいつも自転車で』『シェルパ斉藤の厳選トレイルガイド』『シェルパ斉藤の世界10大トレイル紀行』『シェルパ斉藤の元祖ワンバーナークッキング』など、これまでに30冊以上の著書を出版。八ヶ岳の自宅敷地内にカフェ&雑貨の店「チームシェルパ」を運営しており、今回の取材・撮影はそこで行った。
遊び感覚で野外料理を楽しむ!
ロングトレイルを歩くバックパッカーである僕は、オートバイで旅をするときにも荷物はなるべくコンパクトにまとめています。野外料理もワンバーナーひとつですばやく簡単に作れるものにこだわっていますね。
(1)「すぐにできる」、(2)「味付けの必要がない」、(3)「手に入れやすく常温保存可能な食材を使う」、(4)「洗い物を増やさないために盛りつけせずに食べる」。
これが僕の野外料理の条件。食材から調理する本当の意味での「料理」ではないかもしれないんですが、自分自身であれこれと実際に試してみて、美味しくて使えると思ったレシピを沢山ストックするようにしています。
良いロケーションで食べるアツアツの料理はやはり格別なもの。僕にとって手軽にできるワンバーナークッキングは旅とアウトドアをさらに面白くするためのちょっとした“遊び”でもあるんです。
チームシェルパ
山梨県北杜市高根町上黒澤1123
TEL 0551-47-5601
営業日:金、土、日、月、休日
営業時間:午前10時から夕日が南アルプスの山容に隠れるまで(だいたい)
材料と所要時間
材料と所要時間
材料は基本的にコンビニやスーパーで手に入れられるものだけを使用する。他の材料と比べ、缶つまの価格だけが少々お高い(約700円)が、味は抜群に良いのでこれを推奨する。
【材料】
・パックごはん……1個(200g)
・缶つま たこのオリーブオイル……1缶(80g)
・フライドガーリック……少々
・パエリアの素……2人前
・あさりの水煮缶詰……1缶
材料費合計 約1300円
【所要時間】
3分
調理手順
1: ジェットボイル®ミニモに缶つまのオリーブオイルだけを入れ加熱する。
2: パックのごはんはそのままだと固いので開封前にほぐしておく。
3: コッヘルが温まったらパックごはんを投入し、パラパラになるよう炒める。
4: ごはんを炒めたらパエリアの素を入れてよく混ぜる。
5: 約一分ほどかき混ぜてごはんが柔らかくなったら缶つまのタコを投入。
6: 続けて水を切ったあさりの缶詰を入れる。
7: 具材を良くかき混ぜ、底の方が少し焦げ始めたら火を止める。
完成!: 仕上げにフライドガーリックを適量振りかければ完成。湯煎で温めると15分ほどかかるパックごはんもこのパエリアならわずか数分でアツアツ。使った燃料もごくわずかだ。缶詰を二個加えているのでボリュームも抜群だ。
ワンバーナークッキングの強い味方
「ジェットボイル®ミニモ」
保温クッカーの底に独自のフィンを設けることで優れた熱効率を実現したジェットボイル。ミニモは直径127㎜の広口クッカーを採用することで調理をしやすくしたモデル。火加減の細かな調整が可能なので、とろ火を活かした煮込み料理にも対応する。1万8000円(税抜き)。
問合せ=モンベル・カスタマー・サービス
フリーコール 0120-982-682 ※携帯電話、IP電話などからはご利用いただけません。
TEL 06-6538-5797
http://www.jetboil.jp/