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55mph - バイク乗りのための, ワンバーナー, クッキング

バーナーひとつで簡単に作れる“バイク乗りのための”クッキング・レシピをあの人が大公開!

プロフィール

写真専門学校、スタジオアシスタントを経て広告写真家に師事したのち、2011年よりフリーフォトグラファーとして独立。同時期に狩猟免許を取得し、猟師としても活動するという異色の経歴をもつ。現在はアウトドアや自動車の広告、専門誌などの撮影を手掛ける一方、ライフワークとして「狩猟」をテーマにした写真も数多く撮影。一般的にはほとんど認知されていない狩猟の世界をより多くの人に知ってもらうため、いずれ個展を開く予定とのこと。原付のオフロードバイクを愛車にしている。1983年生まれ、東京都出身。
http://hatanohiroshi.com/

第4回 カメラマン&猟師 幡野広志さんの
「マスター・オブ・オニクがつくる超お手軽寄せ鍋」

もっと美味しい物を食べるために バイク&ハンティング!

フリーカメラマンは職業、猟師はどちらかというと趣味に近いものですが、猟期になれば近所の山までシカやカモなどを撃ちに出かけてます。猟場までは細い林道を通って行くことが多いのですが、そういう場所だとバイクはやはり便利ですね。道に車両を置いて山に入っても通りをふさいでしまうことがないし、何よりクルマでは行けないところまでアクセスできますから。

僕が狩猟免許を取ろうと思ったのはもともと「食」のため。それまで釣りをよくしていたんですが、そのうち獣も自分で獲って食べられるといいなと。極端にいえば美味しいものを食べたいという欲求が原点なんです。もちろん獲物は持ち帰って自分で調理しますよ。良い部位はステーキで食べることもありますが、その他の部位はシチューやカレーなどの煮込み料理にすることが多いですね。じつは妻はジビエが苦手なんです(笑) だからなるべく元の形状が分からないような料理に仕立てるなど、工夫をするようにしてます。

材料と所要時間

材料と所要時間

具材はカモ肉で、と言いたいところですが、それだとなかなか再現しにくい面もあると思うので、今回は市販のとりもも肉を使用します。といっても単純に味だけで比べると市販のとり肉の方が脂がのっていて美味だったりしますが(笑) 作り方はものすごく簡単。でも、素早く確実に火を通すことができる鍋料理は野生の鳥獣の肉を食べるときにも便利な調理方法なんです。

【材料】
・とりもも肉……約200g
・春菊……適量
・長ねぎ……1本
・しいたけ……2個
・にんじん……1/3本
・焼き豆腐……半丁
・エバラ プチッと鍋(寄せ鍋)……2個
・水……300cc
材料費合計  約600円

【所要時間】
約10分

調理手順

1: 具材を切ります。にんじんは火が通りやすく見た目に美しい花びらの形にカット。今回は市販のとり肉ですが、普段もジビエが苦手な人が食べやすいよう見栄えに気を付けて調理してます。

2: ジェットボイル・ミニモは容器が深いため水のあとに具材を入れると浮き上がってしまいます。ここではセオリーを無視して具材から投入します。

3: 上からプチッと鍋を2個投入します。味付けはこれだけ。混ざりやすいので鍋の素は液体タイプの方がおすすめです。

4: 水をすべて入れます。ジェットボイル・ミニモで鍋料理をつくる際は水の量を300ccにすると丁度バランスがいいと思います。

5: 中火で加熱して沸騰したらとろ火にして具材を煮ます。アクがでてくるので丁寧にすくいましょう。

6: 具材が煮えたら完成。鍋の素を使っているので味付けなどの作業は一切なしの簡単調理。その分、なるべく美味しい肉を手に入れることに注力しましょう!

完成!: これからの季節には簡単に作れて温まる鍋料理は重宝する。とろ火調理が可能なジェットボイル・ミニモの特性をどんどん活用しよう。お肉の風味をしっかり楽しみたいなら寄せ鍋のような淡白な味がおすすめだ。

「一般的に日本の猟期は冬なので、シカやイノシシ、カモの肉を使った鍋料理をよく作ります。ちなみにカモの肉をさばく際は羽をむしるのが結構な手間なんです。皮ごと剥いちゃえば楽なんですけど、それだと脂分もなくなってしまうんですよね。自分で獲って料理する、大変ですが、やっぱり食べ物に対するありがたみは増しますよ。」

ワンバーナークッキングの強い味方
「ジェットボイル®ミニモ」

保温クッカーの底に独自のフィンを設けることで優れた熱効率を実現したジェットボイル。ミニモは直径127㎜の広口クッカーを採用することで調理をしやすくしたモデル。火加減の細かな調整が可能なので、とろ火を活かした煮込み料理にも対応する。1万8000円(税抜き)。

問合せ=モンベル・カスタマー・サービス
フリーコール 0120-982-682 ※携帯電話、IP電話などからはご利用いただけません。
TEL 06-6538-5797
http://www.jetboil.jp/

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