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55mph - バイク乗りのための, ワンバーナー, クッキング

バーナーひとつで簡単に作れる“バイク乗りのための”クッキング・レシピをあの人が大公開!

第2回 マックスフリッツ 佐藤義幸さんの
「大人ライダーのための、ペンネアラビアータ風煮込み」

撮影協力/西湖自由キャンプ場 TEL:0555-82-2857

キャンプではゴミや洗い物をなるべく出さないというのが自分のポリシー。だからソロキャンプだと、バーナーやクッカーを使って料理を作ることは正直あまり無いんですよね。お酒をチビチビやりつつ、現地で調達した肉や魚、野菜を焚火で網焼きするだけ。これなら美味しいしゴミも出ないですから。もう30年間同じことやってるけど、飽きない(笑)。とはいえ、誰かと一緒にキャンプをするときはクッカーで調理することもありますよ。そんなときは味はもちろん、見た目も美味しそうに作るのがこだわり。食べる人に喜んでもらうのが料理の基本ですからね。自分ひとりならクッカーのまま食べちゃうこともあるけど、人様に出すときにはちゃんと器に盛りつける。それで3割ぐらい美味しく感じたりするものですから。

プロフィール

ライディングのための優れた機能と、街で着用しても違和感のないファッション性が融合する“大人のための”バイクウェア「マックスフリッツ」の代表兼デザイナー。もちろん自身もコアなバイクフリークで、週末の日帰りツーリングからキャンプツーリング、クラッシックバイクレース、モンゴルやカンボジアといった海外ツーリングまで幅広く嗜んでいる。過去に板前として働いていた経験もあり、キャンプ料理はお手の物。バイク雑誌などでその腕前はたびたび披露されている。1962年福島県生まれ。

MAX FRITZ TOKYO

東京都目黒区上目黒5-18-20
TEL:03-5773-1768 定休日:不定休
営業時間:
10:00~20:00(平日)、
11:00~19:00(日・祝日)
ウェブサイト
http://www.maxfritz.net

材料と所要時間

材料と所要時間

基本的にどこでも手に入る食材を使用する。クッカーが小さめなので麺はペンネを使用。早茹でマカロニだと調理時間を短縮できるが、柔らかくなりやすいので個人的にはあまりおすすめしない。

【材料】
・ペンネ……1人前(約80g)
・トマトジュース(甘いタイプ)……1/2本(約100㏄)
・ベーコン(ブロック)……80g
・プチトマト……6個
・固形コンソメ……半かけら
・シュレッドチーズ……ひとつかみ
・エキストラバージンオリーブオイル……大さじ三杯分
・ドライニンニク……適量
・鷹の爪、パルメザンチーズ……お好みで
・塩、コショウ、セージ……少々
・パン……お好みで
材料費合計 約400円 ※パン、調味料除く

【所要時間】
約15分

調理手順

1: 火力を最弱にしてシュレッドチーズを焼きガレットをつくる。

2: 固まったら引きはがす。テフロン加工のクッカーでないと焦げ付きやすいので注意。

3: ミニモのクッカーはアルマイト加工のなのでくっついてバラバラになってしまったが、ま、愛嬌ということで。

4: クッカーに麺を茹でるための水をたっぷり注いで沸かす。

5: お湯を沸かしている間にベーコンを短冊に、ミニトマトを半分にカットする。

6: ニンニク、鷹の爪、調味料はあらかじめ必要な量を皿などに開けておくと入れやすい。コンソメもふたつに割っておく。

7: クッカーに麺を茹でるための水をたっぷり注いで沸かす。

8: 規定のゆで時間より1分早く麺を上げる。クッカーの底に大さじ2杯分程度のお湯が残るように。

9: トマトジュースを注ぐ。こちらの方がトマトピューレよりも酸味が少なく味がまろやか。

10: 先ほど開けておいたニンニク、鷹の爪、塩、コショウ、コンソメを入れる。

11: お湯を沸かしている間にベーコンを短冊に、ミニトマトを半分にカットする。

12: 続いてベーコンも投入する。ミニトマトはそのままの食感を活かしたいのでこの段階ではまだ入れない。

13: そのまま煮詰めて汁が半分ぐらいの量になったらミニトマトを投入する。

14: パルメザンチーズを適量加えて軽く混ぜ合わせる。

15: フレッシュな風味をつけるためにオリーブオイルを大さじ一杯分ふりかける。

16: 仕上げに最初につくったチーズのガレット(?)を載せる。完成!

17: 一緒にパンがあると器に残ったソースをすくって食べられるので、洗い物の手間が減る。

完成!: 少し煮込むことで麺にソースの味がしみ込みさらに味わいが増す。簡単で美味しく、見栄えも良いのがこのレシピ。ガレットがしっかり焼けてたらなぁ……。

おいしく仕上げるコツ

通常のアラビアータは麺とソースを別々に調理してから絡めるが、こちらはワンバーナー用に麺を煮つつソースを作れるようアレンジ。オリーブオイルはソース用と仕上げ用に分けて加えるのがポイント。しっかりと乳化させることでトマトジュースでも十分なコクを出せるのだ。

ワンバーナークッキングの強い味方
「ジェットボイル®ミニモ」

保温クッカーの底に独自のフィンを設けることで優れた熱効率を実現したジェットボイル。ミニモは直径127㎜の広口クッカーを採用することで調理をしやすくしたモデル。火加減の細かな調整が可能なので、とろ火を活かした煮込み料理にも対応する。1万8000円(税抜き)。

問合せ=モンベル・カスタマー・サービス
フリーコール 0120-982-682 ※携帯電話、IP電話などからはご利用いただけません。
TEL 06-6538-5797
http://www.jetboil.jp/

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