点検・整備の重要性
ボートの特性から、点検・整備の重要性をご紹介します。
点検ってなぜ必要なの?
ボートは、とても厳しい条件下で使用されています。
万一トラブルが発生した場合には、乗員の生命が危険にさらされることが予想されます。
トラブルを未然に防ぎ、乗員を守るためには日頃の点検・整備が必要です。
トラブルを未然に防ぐことの重要性を知るのは、トラブルが起きてからでは遅いのです。
プレジャーボートのトラブル発生状況
資料:海上保安庁調べ/平成10年~平成13年12月(台風および異常気象下のものを除く)
グラフは、平成10年から平成13年の間に発生したプレジャーボートのトラブル発生状況の割合です。中でも、全体の35%もの高い割合を占めるのが機関故障、推進器障害、舵故障の3大トラブル。
事前に点検・整備を行っていれば大幅に防ぐことのできるトラブルです。
合計 | 単位 |
---|---|
3,374 | 隻 |
点検・整備を実施するとどんなメリットがあるの?
点検は、異常がないか調べることはもちろん、各部のコンディションを把握できボート全体の状態を知ることができます。また、不具合箇所を早めに整備することにより具合が悪くなった場合に比べ修理コストを大幅に減らすことになります。
このように点検・整備を実施することにより「トラブル未然防止・修理費用の軽減・快適な航海」につながります。
運転のしかたも見直してみましょう!!
無理の少ない運転は各部の寿命を延ばし燃費の向上にもつながります。いつもの運転方法を見直し、「10%減速運転※」を心掛けましょう。
※10%減速運転
エンジン回転数を全開時より10%落とすことによりエンジン にかかる負荷は30%程度軽減されエンジンの寿命を延ばします。