テクノロジー:252XE
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
切れ味鋭い加速性能。そして、水面へのエントリーをスムーズにするフラットなスイミングプラットフォームを活用したマリンプレイなど、ジェット推進システムの特性がマリンレジャーの広がりを予感させます。
01高い信頼性と燃費性能を実現するジェット推進システム
スポーツボートの推進力は、推進装置内部のプロペラによって吸い込まれた水が、ジェットポンプの圧力によりジェットノズルから噴出されることによって生み出されます。
ヤマハでは30年以上にわたり、この推進システムの研究・開発を続け、高い信頼性と優れた燃費性能を実現しています。
02直進安定性を向上させるキール形状
船体中央やや前方からスターンまでの船底にキールを装備したハル形状を採用。走行時の直進安定性を格段に向上させると同時に、旋回時には高いグリップ性能を発揮。エッジの効いたドライブフィールを楽しむことができます。また、風流れ抑止にも効果を発揮します。
03操船性能を向上させた可動式キール / リバースバケット&ノズル
ジェットポンプノズルと連動する可動式キールを装備。優れた保針性と舵効き性能を実現しました。またリバース時には、水流の出口をV字型にし、2方向へ均等に排出するリバースバケット&ノズルの採用により、後進時の舵効き性能を向上させています。離着岸などの細やかな操船も直感的に行えるなど、他の推進器のボートに近い感覚で操船することができます。
04サーフポイント機構
SurfPointeは、滑らかな水面でありながらより大きなサーフポケットを作り出すために理想的なジェットノズルの角度を追求。これによりボートの操作性能を損なうことなく、優れたサーフウェーブを実現しました。
05DBW機構
電子制御式のDBW(Drive By Wire)リモコンは、2基のエンジンをスムーズかつ容易な回転制御を行うことを可能にしました。シングルレバーモードでは1本のシフトレバーで2基のエンジンを同時にコントロール、優れた操縦性能を実現します。
06ノーウェイクモード/クルーズアシストシステム
ノーウェイクモードは、最徐行が必要なエリア(マリーナ内の桟橋周辺や水路等)で微妙なアクセル操作による速度調整を軽減し、安定した低速走行をサポートします。
クルーズアシストは、長時間のクルージング時、スロットル調整をせずに一定の回転数での走行をサポート。
また、コントロールボタンの操作によりエンジン回転数を微調整できます。
07スラスト・ディレクショナル・エンハンサー機構(T.D.E.機構)
スロットルをニュートラルポジションから少し前進方向に倒すと、推進力が下方に作用。これにより安定した低速走行がおこないやすくなり、曳き波をたてたくないマリーナ内や着岸時などで効果を発揮します。
08オールインワン・タッチスクリーン・ヘルムコントロールシステム「Connext」
エンジン情報や走行情報などを集中管理するとともに、ライトやブロアーなどの操作を行える先進的・画期的システム「CONNEXT (コネクスト)」。12インチカラー液晶タッチスクリーンを採用、ディスプレイとジョイスティックで操作ができます。Bluetooth接続可能な高品質オーディオシステムとのリンク・操作により、お気に入りの音楽を楽しむことができます。また、GPS地図機能も操作可能なほか、最適なウェイキを作るためのウォーターバラスト調整機能や、数種類のスピード操作機能も備えています。
- 主な機能
- 燃費速力(平均)/タコメーター/オドメーター(走行計)/アワメーター/燃料計(残量表示)/オーバーヒート警告/バッテリー電圧表示/水深計(浅瀬アラーム)/水温計/警笛/航海灯操作/各ライト操作/オーディオ操作/ビルジ&ブロワー操作/自船緯度経度/単位設定変更/時計/バラスト操作
09ウォーターバラストタンク
フロア下にウォーターバラストを配置、「CONNEXT」の操作で注排水を管理し、最適なウエイキの発生に効果を発揮します。
101.9L HIGH OUTPUT ENGINE
業界最高排気量1.9リッターの高出力エンジンをリニューアル。まったく新しい1.9リッター高出力ヤマハマリンエンジンが登場しました。
新設計の吸気系、シリンダーヘッド、マフラー、水冷システム等により、ハイパワー、更なるトルクとクイック&スムーズな加速を実現しました。基本サイズはそのままにシリンダー径を大径化(直径86mmから88mm)し、業界最大の排気量を実現しました。
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- 写真には撮影のための小道具が含まれています。
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- 共通の機能や技術などを示す写真は、一部他のモデルのものを使用している場合があります。