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エグザップ(EXUP)

2014年11月18日

4ストロークエンジンの排気脈動を最適化しトルク特性を改善するシステム。排気管に設けられたバルブがエンジン回転の変化に伴い開閉される仕組みとなっている。
4ストロークエンジンでは、吸気側のバルブと排気側のバルブが同時に開く時間が設けられ、これは「バルブのオーバーラップ」と呼ばれる。とくに二輪車用の高出力・高回転型エンジンでは、吸・排気の流れが滑らかになるように「オーバーラップ」が長く設定される。このとき、排気ガスがマフラー内で反射して排気バルブ付近に戻ってくると、それにより燃焼済みのガスが掃き出されにくくなる現象が生じる。
「吹き返し現象」と呼ばれるこの現象の改善は、かつて技術上の課題となっていた。ヤマハ独創のEXUPはこの改善を図るもので、マフラー内に可変式のバルブ(絞り)を設け、エンジン回転数などの条件に合わせて、排気管内の断面積を変えることで、オーバーラップ時の排気圧力波を抑制。排気バルブ付近の排気の流れを調整して「吹き返し」を低減、優れたトルク特性に貢献するものとなっている。1987年型の「FZR400R」でヤマハは初めて実用化、それ以後改良が重ねられ、今ではYZF-R1をはじめ4気筒から2気筒まで多くの4ストローク車に採用されている。

2014年11月18日
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