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焼き付き

2014年11月16日

あえて難しく表現すれば「凝着摩耗」のこと。エンジンをめいっぱいに回すと当然のことながらエンジン内部の温度も急速に上昇する。この過熱が行き過ぎてしまうと、ピストンとシリンダーの間に入って両者を潤滑させていた油膜が切れてしまい、直接接触し合う金属表面があまりの熱に癒着してしまう。これを俗に「焼き付き(かじり)」というわけだ。  ピストンとシリンダーが完全に固着してしまった場合は、走行中にエンジンが急停止してしまうので大変危険。たとえ固着までいかなかったとしても、癒着面が再び引きはがれることで生じる損傷は致命的だ。  また、このおそろしい現象は高温時のみに限らず、オイルの流動性や潤滑能力が低い低温時にも起こりうる(いわゆる「低温焼き付き」)。厳冬期にはエンジンが暖まるまで控えめの運転を。

2014年11月16日

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