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カムシャフト

2014年11月18日

4ストロークエンジンのバルブを開け閉めするのに使われるパーツ。回転運動を往復運動に変えるシャフト...といってもわかりづらいので、一つ例を用いよう。  ドアの鍵を内側から閉めるときには、取っ手の近くにあるツマミを回す。そうすると横からでっぱりが出てくる。で、ツマミを戻すとでっぱりは引っ込む。この仕組みがカム。ドアの鍵の場合はツマミを90度回すとでっぱりが飛び出し、戻すと引っ込む仕組みだが、バイクで使われているカムシャフトの場合は180度で飛び出す。そのまま戻さずに同じ方向に180度回すと引っ込む。つまりシャフト(棒)が1回転する間に1動作となる。簡単にいえば、カムシャフトが1回転すると、対応する部品が出たり引っ込んだりするのだ。  たとえばOHCの場合、エンジン内でカムシャフトはロッカーアームというシーソーのような部品に接していて、カムシャフトが1回転する間に一度押し出すかたちになる。ロッカーアームのもう片方はバルブと接しているので、カムシャフトから伝わった力がバルブを開けたり閉めたりすることになる。

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2014年11月18日

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