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カウル

2014年11月15日

空気の抵抗を減らすため車体についているカバー。カウリングと呼ばれることもある。
 バイクの場合、たとえ風が吹いていなくても、走行中は前方から風が吹いているのと同じ状態になる。もちろんなくても普通に走ることはできるけど、あれば体に当たる風を減らして疲労を軽減できるのだ。そのため、カウルは風を受け流すカタチをしており、風の抵抗を減らす工夫がこらされている。
 また、車体全体のフォルムを紡錘形と呼ばれる流体力学にのっとった形に近づけることで、体積や重量は増えるものの空気の抵抗を減らすことが可能。空気抵抗が減らせればスピードアップにもつながる。現在、コンマ1秒を争うレースの分野ではこのカウルを使用することが常套手段であり必需品となっている。
 カウルは、カタチや付ける場所によって名称が細かくわかれている。フルカウルは車体全体がカウルに覆われている状態。各部分の名称で、アンダーカウルはエンジンの下に付けるカウル。レース用のモデルなどに多く見られる。ハーフカウルは、フルカウルからアンダーカウルを取ったものといったイメージ。ビキニカウルは、メーターやヘッドライトのあたりに取り付ける小さめのカウル。テール・リヤ・シートカウルはシートの後方に取り付けるカウルのことをいう。
 カウルのことをフェアリングという場合もある。

2014年11月15日

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