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パワーチューナー(Power Tuner)

2014年11月16日

モトクロッサー「YZ450F」(2010年型国内仕様)に標準装備の手のひらサイズのアイテムで、<エンジン特性のセッティング>を容易に行えるもの。路面状況や好みに応じたエンジンのセッティング調整ができる。
 「YZ450F」のF.I.では、走行環境に応じECUが燃料噴射量と進角特性を定めている。このベースとなっている①燃料噴射量のマップと、②進角特性(点火時期)マップの2種の三次元マップをカスタマイズできるのがこのパワーチューナーである。燃料噴射量の調整幅は9点の各ポイントを、-7段から+7段まで15段階。1段階は基準値の燃料噴射量に対し3%で、調整最大幅は±21%。進角特性も同様に9ポイントを各14段階で設定できる。即ち燃料噴射系で9×15、点火系で9×14の組み合わせができ、ほぼ無限大の種類を作れる。(15の9乗×14の9乗)設定が終わると各ポイントを通過する滑らかなマップが完成、ユーザーのオリジナル版となる。データーはパワーチューナー本体に保存。マシンへの書き込みは、エンジンを停止して車両のカプラーに接続して行う。専用の工具やパソコンもいらない。設定すればすぐ走行できる。データーは同じ車両(YZ450F)に乗る仲間に提供することもできる。モニター機能もありエンジン運転時間の確認などもでき、整備時期などの目安を確認できる。

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2014年11月16日

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