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安原さや、日本最強のレディ―スMXライダーへ

2015年2月10日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の関本です。

まだ、寒い日が続いていますが、2015年のレースシーズンの開幕も間近に迫ってきました。私の周辺も少しずつ慌ただしくなっていますが、そんな中でニュースが飛び込んできました。全日本モトクロス選手権のレディースクラスにYZ85LWで参戦する安原さや選手が、女性として国内で初めて「国際A級」ライセンスを取得したというのです。

安原選手

「国際A級」は全日本最高峰クラスにもエントリーできる最上位のライセンス。安原選手は昨年、全日本で使用しているYZ85LWよりも大きな排気量のYZ250Fを使用し、男性ライダーを相手に近畿選手権のIB2/IBオープンで優勝するなどの成績を収めチャンピオンを獲得してこのライセンスを取得しました。

今シーズンから「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のライダーとなった弟の安原志選手から「YZ250Fがとても良い」と聞き「私も乗ってみたい!」と自ら購入したことがきっかけとなり、その流れで近畿選手権に出場。「どうせやるなら国際A級を狙ってやろうと思った」ということです。安原選手はレディースクラスでは表彰台常連のトップライダーではありますが、男性ライダー相手の厳しいレースでの「有言実行」は本当にすごい!

安原選手

この偉業について安原選手は「体重が軽い分、特にスタートが良くてレース運びが楽になったことが大きなポイントでした。ひょっとすると弟にもスタートだけなら勝てるかもしれません。それに、セッティングもしやすいし、レースそのものを楽しめたというのが大きいですね」と話してくれました。

今年の安原選手は、もう一つ大きなチャレンジがあるそうです。3月8日にタイで行われるモトクロス世界選手に併催の「Women's Motocross World Championship」にYZ250Fで出場するというのです。ちなみに、2014年はヤマハライダーのキアラ・フォンタネージ選手が、このシリーズでチャンピオンを獲得しています。

もう一つ大きなチャレンジがあるそうです。

この世界戦選手権に向けて「トップライダーはとてつもなく速いと聞いていますが、まったく未知の世界。優勝は難しいでしょうが、私らしく楽しんで走ってきたい。成績次第では、世界選手権参戦チームからオファーがあるかもしれませんしモチベーションは高いです」と安原選手。ただし「今年のターゲットは全日本。世界選手権での経験も糧にしてなにがなんでもチャンピオンになります!」とシーズンに向けた意気込みを語ってくれました。

もう一つ大きなチャレンジがあるそうです。

先日、マレーシアのセパンで2015シーズンのヤマハのレース活動についての発表会が開催されましたが、合わせて全日本選手権の参戦体制も決定しました。今シーズンはロード、モトクロス、トライアルすべてが「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」となり、「勝ちにいく」ヤマハの意気込みを感じてもらえたと思いますし、実際に多くのカテゴリでチャンピオンを獲得できるようヤマハ一丸となって戦っていく所存です。

安原選手の応援よろしくお願いします。

もちろん安原選手には国際A級の実力を存分に発揮してもらい、名実ともに「モトクロスの女王」になってもらいましょう。その安原選手が参戦する全日本モトクロス選手権は、4月4・5日の九州大会(熊本県)に開幕。今年は昨年から1戦増えて全10戦となります。その前に行われるWomen's Motocross World Championship忘れずに。安原選手の応援よろしくお願いします。


2015年2月10日

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