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モトクロスは青春だ! 全国大会にかける若人たちの情熱!

2016年9月2日

こんにちは。ヤマハ発動機販売の落合です。 大粒の汗、泥にまみれた顔に涙と笑顔... スポーツに全身全霊を注ぐ若者にはよく似合いますよね。そんな姿を見られるイベントとしてパッと浮かぶのは 「甲子園」ですが、モータースポーツにも同じような世界が存在しています!

↑広島のグリーンパーク後楽園で開催された「MFJモトクロス全国大会」。北海道、東北、関東、中部、近畿、 中国、四国、九州。各地方選手権から、選抜された中高生中心のエリートライダーたちが一堂に会 し、日本一速いライダーを決める大会です。

今大会には、アマチュアライダーのサポートプログラム「bLU cRU」 のメンバーも多数出場 したのですが、実は地方選手権で特に優秀な成績を収めてきたメ ンバーを選抜し、全国大会での活躍に期待を込め、特別なトレーニング機会を提供しました 。この指導を務めたのが、モトクロスの本場アメリカで、ヤマハファクトリーライダーとし て活躍したダグ・デュバックさんであり、ヤマハライダーの中では「ダグトレ」と言われ親しまれています。

↑NAでは、「bLU cRU」リーダーの渡辺祐介選手(YAMALUBE RACING TEAM)の弟、渡辺陵 選手(チームピットイン)が、3位/優勝で総合2位を獲得。祐介選手曰く「とにかく負けず 嫌い。僕よりうまい部分もあって、すでに脅威です」という逸材。まだ幼さは残りますが 、走りはすでに全国トップクラスなのです!

↑渡辺陵選手「優勝できたことはよかったですが、総合優勝が目標だったので満足はしていません。コースに慣れることが できなかったのが敗因ですね。来年はIBへ挑戦します。開幕からすぐに勝つのは簡単ではないと思いますが、来年の今頃は勝ち まくっていたい。目標は兄ちゃん。早く追いついてIAでバトルし追い抜きたいです(笑)。そして、日本のチャンピオンになり 、世界に出ます」。うん、頼もしい! 祐介選手がうかうかできないのもうなずけます。

↑このNAでは、渡辺選手以外にも「bLU cRU」ライダーが活躍。瓜生大喜選手(レーシングチーム鷹)は 、2ストYZ250で安定感のある走りを見せて総合4位(5/4位)。

↑ヤマハライダーの多くが、ライバルにその名を挙げた加藤遼選手(TEAM エム FACTORY)は、スタートが決まらず 総合6位(6/6位)。レース後、悔しさで頬を濡らす姿が印象的でした。

↑矢野大介選手(レーシングチーム鷹)はヒート1で2位、ヒート2では2番手争いの最中に転倒し19位で総合7位 。入賞は逃したものの、潜在能力の高さを見せつけてくれました。

↑続いてNBでは、渡辺兄弟の後輩に当たる阿部佑基選手(チームピットイン)が総合2位(3/3位)。絶大 なインパクトこそ残していませんが、堅実な走りで見事に表彰台を奪い取りました。

↑阿部選手「今回は東北選手権でライバルの内藤くんに勝って優勝することが目標でしたが、ヒート1は、後半守り に入り3位。ヒート2はスタートから"イケル"と思ったのですが、ライバルについていけず3位。優勝に届かず力不足 を感じています。来年はNAで成績を出しIBに上がることが目標。1日でも早くIAで戦えるよう頑張ります!」。渡辺兄 弟から良い刺激を受けているようで、阿部選手も、今後が楽しみなライダーの一人です。

↑NBではもう一人、YSP浜北大橋RACINGからエントリーする大嶋康聖選手(17歳)が、0.08秒という接戦を制してヒ ート2で優勝し、総合3位を獲得しています。

↑大嶋選手「ヒート1で転倒し8位だったので、ヒート2は、崖っぷちの思いで臨みました。スタートが決まり中盤ま では余裕を持っていましたが、余裕を持ちすぎて、最終コーナでは並ばれる始末。かろうじて勝てましたが、危なかった です。今は、中部でランキングトップなので、来年はNAに上がれると思いますが、1年後の全国大会ではダントツで勝ち ます!」。物静かな印象ですが、ハートは誰よりも熱く。家族が同じ目標を持って突き進んでいます。

↑J85では、お父さんと二人三脚でレースを続ける川上龍司選手(モトスペース&藤原タイヤ)が、元気な走り総合3位(3/ 3位)を獲得しました。

↑川上選手「今回は近畿大会で負けている岸くんに勝つことが目標でした。ヒート1はぶっちぎられ、ヒート2では 順位こそ上でしたが、バトルのないままで、結果でも総合3位と負けてしまいました。来年は中3になりますが、もう1年J8 5で戦い、今度こそはチャンピオンをとって次のステップに進みたい」。さらに将来は、「すぐにでもアメリカで勝負したい 」と語る川上選手。伸びシロは無限大の中学2年生、要チェックですね!

今回紹介したみなさんはまだ10代中盤ですが、それぞれが目標に邁進する姿には胸を打たれました。同時に、個性豊かで実力の あるタレントぞろいで、数年後、どんなライダーに育ち「bLU cRU」を卒業していくのか楽しみでなりません。

↑渡辺祐介選手も「積極的にアドバイスを求めてくるなど、とにかくみんな本気で上を目指しているライダーばかり 。弟だけでなくみんな怖い存在で、僕にとってもいい刺激になります」と話してくれました。

ライダーたちは、再び全国に散りそれぞれのエリアでのタイトル獲得に挑戦します。そう、全国大会はあくまでも通過点。若い彼らには、これからもまだまだ長い戦いが待っています。Go Ahead!

【関連リンク】
YZオーナーサポートプログラム「bLU cRU」
2017年ヤマハオフロードコンペティションモデル製品サイト
2016年9月2日

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