フィッシング
操船方法によるスタイルの違いと楽しみ方をご紹介します。
多彩なフィッシングスタイル
ボートフィッシングは、世界中で実践されているボートの楽しみ方のひとつ。地域によって対象魚や釣り方が異なるため、さまざまなスタイルがあり、それにより狙う魚のターゲットが違うだけでなく、使用するボートや組み合わせるエンジン、更に必要となる装備やフィッシングのための道具類まで異なります。
操船方法によるスタイルの違い
ボートの操船方法という視点で分類する、以下のフィッシングスタイルに分けることができます。
ボートを走らせながら釣るオフショア・スポーツフィッシング(曳き釣り)
[ 上級者 ]
オフショア・スポーツフィッシングの最高峰、ビッグゲームフィッシング
スポーツフィッシングの背景にゲームフィッシングという楽しみ方があります。ただ狩猟的な目で釣りを楽しむのではなく、世界共通ルールに基づきトーナメントやワールドレコードの認定などを行い、一定のルールの上で競い合う釣りの楽しさが提唱されています。
ゲームフィッシングの頂点に位置しているのが、外洋を回遊する巨大なマーリンやツナをターゲットとしたビッグゲームフィッシングです。まさにボートを使用しなければできないスポーツフィッシングで、多くのアングラ―の憧れであり、最終的な目標になっているといってもいいでしょう。
ボートを流しながら釣る流し釣り
[ 中級者から上級者 ]
潮に流れながらポイントを狙う日本式フィッシングスタイル
流し釣りは、沖の根など比較的水深のあるポイントでボートの船位を維持しながら効果的に潮に流して、さまざまなターゲットを狙う釣り方。遊漁船などに見られる代表的な日本式船釣りスタイルです。
一般的なプレジャーボートでは、風流れ特性から効果的に流し釣りを楽しむことが難しいと言われていましたが、オフセットスパンカーやフィッシングサポートリモコンなどの装備によって、ボートの潮流れを制御しながらハイレベルな流し釣りが楽しめます。日本の食卓に上がるタイやヒラメなどの多種多様な魚が狙えます。
ボートを留めて釣るかかり釣り
[ 初心者から中級者 ]
初心者でも気軽に楽しめる浅場のかかり釣り
かかり釣り(ボトムフィッシング)は、基本的に内湾や比較的浅場で楽しむボートフィッシング。対象魚が生息したり、集まってきやすい海底形状を探して、そのポイントにアンカリングでボートを止めて、そこから海中に仕掛けを投入するというスタイルが一般的です。
そのポイントの場所が比較的近い場所や静穏な水域であれば、一人乗りの小さなボートでも楽しむことができますし、フィッシングスペースが確保されたボートであれば、基本的にどのタイプのボートでも楽しむことが可能です。