トーイング
ウェイクボーディングやウェイクサーフィンなど、トーイングスポーツの種類と魅力をご紹介します。
トーイングは、その名のとおりボートに結ばれたロープで引っ張られることで、さまざまなアクションを楽しむもので、世界中でマリンアクティビティとして楽しまれています。
トーイングスポーツの種類と魅力
ウェイクボーディング
[ 上級者 ]
ウェイキを利用してダイナミックな滑りを楽しむウェイクボーディング
ウェイクボーディングは、アメリカで始まったウォータースポーツで、ボートの曳き波(ウェイキ)を利用して、さまざまなトリックや空中で回転するダイナミックなエアーアクションが人気のマリンスポーツです。使用するギアやプレイスタイルが世界中に普及しています。
基本的にはボートで引っ張ってもらうことでボーダーが水面を滑りますが、ウォータースキーと違うのは、ボードの乗り方がサーフィンのようにサイドウェイスタンスであること。また、曳き波を嫌うウォータースキーと違い、より大きな曳き波を利用してエキサイティングなエアプレイを競うことや、よりトリッキーなライディングを楽しむトーイングスポーツと言うことです。
\ウェイクボーディングにハマろう/
ウォータースキー(水上スキー)
[ 中級者以上 ]
競技として世界中に普及しているウォータースキー
ボートで引っ張ってもらうことでボーダーが水面を滑ります。
水上スキーが登場したのが1920年代前半、ボートがまだ木で作られていた時代ですから、ボートで楽しむ最も歴史のあるスポーツといえます。
コンビネーションと呼ばれる2本スキーを使えば、比較的簡単に滑れるようになりますが、スラロームなどのダイナミックにスプレーを巻き上げて滑れるようになるには、それなりの体力と練習が必要です。
コンペティションに出場するクラスでは、最速で時速58km。さらにそこからロープを短くしていくのですから、そのスピード感は想像を絶するほどです。
ウェイクサーフィン
[ 中級者以上 ]
新しいマリンスポーツとして登場したウェイクサーフィン
ウェイクボーディングのようにトーイングによって推力を維持するのではなく、ボートが作る引き波のパワーを利用して滑り続けられるという、他のトーイングスポーツとは全く異なるスタイルが特徴です。また、自然の波に乗るサーフィンと違って、ビックウェーブは無理でも、引き波という安定した波がボートが走り続ける限り続く、言って見ればエンドレス・サーフィン。しかも、波待ちやパドリングも必要なく、ひたすらサーフィンに収集中できるのも、このウェイクサーフィンの魅力と言えます。
ボートとライダーの距離感が近く、船尾デッキのすぐ後方で滑っているスタイルだけに、ジェットドライブを搭載したスポーツボートの安心感はやはり大きなアドバンテージです。
トーイングトイ
[ 初級者以上 ]
リゾートで人気のチューブやバナナボート
スポーツというより、トーイングアクティビティ。世界中のビーチリゾートなどでは、もはや定番といえます。しかし、「遊び」といっても、それを引っ張るボート側の技術は大切です。
チューブの底に波が当たって不規則に跳ね上がるアクションとスリルを楽しみますが、トーイングするボートの曳き波にチューブを合わせる走行や、チューブが遠心力で振り出させる操作を安全に行えるスキルが求められます。
乗っている方はチューブにしがみ付くというだけですから、経験がない人でもトーイングのスピードとスリル感が楽しめます。