本文へ進みます

ウェーブランナー(水上バイク)セーフティツーリングのチェックポイント

河川や海岸線付近を走航する場合のチェックポイントをご紹介します。

必ず2艇以上の複数で行うのが基本

水上バイク(水上オートバイ)のツーリングは、必ず2艇以上の複数で行うのが基本です。
初めての水域を航行する場合は、事前の情報収集が大切となります。特に河川などを航行する場合、海上とは異なった条例などが適用されている場合もあります。航行ルートを事前に下調べしてから出発するようにしましょう。
注意する場所や航行水域の情報は、そのエリアに詳しい近くの販売店やサービスショップに相談するのも一つの方法です。
また実際のツーリングには、先導役を決めておきましょう。基本的には経験の長い人や、その水域に詳しい人が先導すべきです。

河川を走航する場合のチェックポイント

河川の水域情報は、海図などに表記されていないため、注意が必要です。

  • プレジャーボートの通行が多い一部河川では、河川を管理している河川事務所で、詳しい情報を公開していないか確認しましょう
  • 河川通行標識によって水上バイク(水上オートバイ)の通航禁止区域や引き波禁止などを設定している河川もあります。
  • 運河などでは水位を調節するためのロックゲート(閘門)などの施設があり、水上バイク(水上オートバイ)の通行禁止やルールが決められている場合もありますので、事前に確認する必要があります。

河川通航標識(例)

川がカーブしているところ

一般的に川がカーブしているところでは、カーブの内側は浅くなっています。
水の透明度が高ければ川底を確認しながら走航できますが、水が濁って水深が分からない時には「カーブは大回り」と覚えておいてください。

急に川幅が広がっているようなところ

急に川幅が広がっているようなところは、真ん中の水深が浅くなっている場合が多いものです。波の立ち具合や水の流れの変化などをしっかりと確認して、水深のあるところを走航しましょう。

微速走航時の舵効きについて

河川を航行する際はフルスロットルで走ることはあまりません。微速走行時に川の流れに沿って(流れと同じ方向に)走るときは、舵効きが極端に悪くなります。一方、流れに逆らって走行すると舵効きが良くなります。

基本的に河川では他の船舶やカヌーやローボートの利用も多いので、状況に応じてルールとマナーを守った走航が求められます。

島や海岸付近のチェックポイント

海岸線付近の走航には十分な注意が必要です。

付近の水深や形状を予想する

左のイラストのような切り立った陸地付近は、一般的に水面下も急勾配になっていて水深が深く、右のイラストのようになだらかな海岸近くは、一般的に遠浅と考えられます。

切り立った陸地付近→水深が深い

なだらかな海岸近く→遠浅

水中の形状や様子を判断する

岬の延長に岩場が顔を出している所の2側は、水面下に岩が存在する可能性があります。地形は水面に入った途端に形を変えることはほとんどないため、陸の形状を延長してイメージすれば、水中の様子が判断できます。
このような海岸付近では、漁網などの漁具施設やダイバーなどが潜水している場所もあるため、走航には十分な注意が必要です。

ページ
先頭へ