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アンカリングマスター講座

免許があれば受講できるシースタイル・マリン塾。今回は「アンカリングマスター」の講座をレポートします。

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アンカリングと聞いて、「これは学ばないと」と思ったあなたは、もうボーティングの楽しみを理解していますね。そうです。このアンカリングマスターは、クルージングやボートフィッシングに必要なアンカーを打つという、基本を学ぶ講座。
「アンカーって、海に落とせばいいんじゃないですか?」
そんな疑問からスタートするアンカリングマスターを少しだけ紹介しましょう。

カリキュラム

10:00
座学
11:00
船上にて講習
12:00
昼食
13:00
出港。指定ポイントにてアンカリング実践
投錨・抜錨(走錨確認など)
15:00
帰港
15:30
まとめ
16:00
終了

アンカリングのポイントは、適切なアンカーを適切な場所に打って、ボートを係留させること。そのためには、アンカーの選択はもとより、その日の行動に合わせたアンカーを打つ場所と天候を想定しておくことが必要になります。

特にクルージングなどにおいては、知らない場所でアンカーを打つこともあり、キャプテンとして風や潮の流れの変化を予測して影響を最小限に留めるような判断力も求められるでしょう。アンカリングマスターの座学では、海域の地形や水深、風向、アンカーの種類といった注意すべき点を学びます。

座学の後に行われる船上講習では、アンカーの収納場所や収納方法、アンカーロープの固定の仕方、ウインドラスの使い方など、船上で行う作業を一通り行います。ロープワークなどの基本作業が苦手の方でも、このアンカリングマスターでは、しっかりレクチャーしてくれるので、ご自身で行うよりも効果的に身につくでしょう。

座学ではアンカーの種類他、気象や潮流の変化に対応したアンカリングを学ぶ
船上の講習では、アンカーの収納方法に代表されるように実践的な内容が多い

お昼の休憩を挟んで午後からは、海上での実践練習となります。
ここでの講習ポイントは3つあり、座学を踏まえたアンカリング作業のほか、キャプテン役とクルー役による連携したアンカリング作業、さらに根掛かり時のリカバリングなど、実際の場面を想定したアンカリングの作業を行います。

魚探を用いて海底の底質を探る

マリーナを出港したボートは、5分程で実習海域に到着し、アンカーを打つ準備に入ります。
この日のインストラクターである太田さんより、風向や潮汐の状況が伝えられ、アンカーを落とす場所やボートの操船方法など、「どうして今この作業が必要なのか」という解説が行われた後に、受講生ひとりひとりが、クルーと船長役に分担して、アンカーを打つ作業と回収する作業を繰り返し行いました。

アンカーを落として効きを確認し、山立てによる走錨チェック、そしてウィンドラスを使用した引き上げまでの一連の動作を確認します。

また、今回の実習を行った葉山マリーナでは、アンカリングの練習も、砂場と岩場の海底で行うために、それぞれの特徴を学べることができます。
「ひとりでアンカーを打つ時は、思っているよりも慌ただしいですし、逆に慣れるほどにアンカーを落としてからの作業はおざなりになってしまうことが多いと思います。アンカーを自在に打てるようになれば、ボートの遊びも広がることは間違いありませんので、安全確認などは基本どおりにやっていただくことが大切になるかと思います」(太田インストラクター)
確実で安全なアンカリングをマスターすることで、クルージングやボートフィッシングにおける海上の時間がより一層充実したものになるでしょう。離着岸マスターや操船マスターと合わせて、アンカリングマスターを受講して、快適なクラブライフを愉しんでみてはいかがでしょうか?

それぞれが、船長やサポートクルーなどの役割を担い、アンカリングの基本動作を身につける
葉山マリーナの太田インストラクター。「アンカリングは基本を覚えておけば、いくらでも応用が利きますので、ぜひマリン塾で学んで欲しい技術です」

はじめてお申込みの方は、必ずご利用ガイドをお読みください

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