テクノロジー:YFR330 Premium Line
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
ワイヤレスステーションAパッケージ・Premium Lineに工場オプション設定
移動できる手のひらの中の操船席
コンセプトは「ポータブル操船席」。Helm Master EXの主要機能を手のひらの中に収めました。
船長はこれまで離れることができなかった操船席から解放され、船上のあらゆるポジションで操船することができます。離着岸では、操船席を離れてリモコン操船すれば左舷着岸も容易です。フィッシングでは、バウスラスター連携を駆使して様々なフィッシングスタイルに対応。船長も好みのポジションで釣りをすることができます。
またMOB(落水)タグにより、万が一の落水にも備えています。
ワイヤレスジョイスティック
・“片手操作”を意識したデザイン
・軽量小型(260g)
・水に浮くフローティング設計
・Li-ion電池搭載
・連続使用時間9時間以上を実現
・無線/有線充電に対応
MOB※(落水)タグ
・船長落水時:エンジン停止
・ゲスト落水時:アラーム発信
・船長と乗員用に識別可能なデザイン・カラーを採用
・腕時計バンド・カラビナ付属
- ※
- Man overboard
片手で操船
持ちやすさを考慮した形状と片手操船を意識した機能的レイアウトにより、濡れた手でも片手操作やブラインド操作が可能で、操作時の安心感を提供します。
高品質なカラーLCDを搭載、直射日光下においてもバックライト不要で視認でき、低消費電力化を実現。1200mAhの小型Li-ion電池の採用により、連続9時間以上の使用時間を実現しました。各部品の小型軽量設計を徹底的に追求し重量260gを実現。防水・フローティング機能も備えています。
さらなる安心感を
MOB(落水)タグは船長および乗客が体に身につけて使用します。腕時計バンドタイプとカラビナタイプを用意。タグ着用者が落水した際、電波途絶を検出することで落水を感知します。
MOB検知機能により従来できなかった乗員の落水検知が可能になり、マリンアクティビティにおけるさらなる安心感を提供します。
専用充電台によりワイヤレス充電可能
専用の充電台は、Wireless Controllerをセットしたときの一体感を考慮したデザインとしています。
海水や水滴にさらされる環境下でも安心して充電できる無線給電方式を採用、USB-Cでの充電も可能です。
操船支援システムAパッケージ・Premium Lineに標準装備
バウスラスター連携
釣行時の船首や船位の維持をより容易にする操船支援システムです。簡単操作でヘルムマスターEXとバウスラスターが連携してボートコントロールを強力にサポートします。
これによりキャプテンの操船負担が軽減され、よりスムーズなボートフィッシングをお楽しみいただけます。
さらに、オートパイロットとセットポイント機能の向上により、さまざまな釣りに対応します。
スパンカー機能(船首方位維持+FSR)
船首を風上に立たせ、F.S.R.(フィッシング・サポート・リモコン)とバウスラスターを組み合わせることで、スパンカーがなくても船首方位を維持した流し釣りが可能になります。
アンカリング機能(船位維持)
バウスラスターと船外機の連携により船首/船尾を風上や潮上に向けながら船位を保持します。※1
アンカーなしでも船位維持が容易です。
快適ドテラ流し機能(船首方位維持)
船首方位維持モードでお好みの方向に船首を向けるだけで、船首を維持したまま風や潮に流されます。そのため快適なドテラ流しが可能になります。
- ※1
- バウスラスターと連携することでこれまで以上の精度でその場にとどまれるようになります。
01専用船型による抜群の凌波性
YFR330には450馬力のハイパワー船外機を搭載。
このパワーを支えるために開発設計された専用ハルは、強力な推進力を受け止めそのパワーを余すことなく発揮します。
「海面を切り裂きながら、楽々と外洋を走破する」そんな形容がふさわしい抜群の凌波性と走航性能を実現する船体に仕上がりました。
もちろんヤマハ独自のW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)とスクエアバウ&ワイドフレアにより走航時における波しぶきや細かな飛沫等のデッキへの巻き込みを低減、優れたドライネス性能も実現しました。

02高い風流れ抑止性能
専用ハルは、ブリッジ等の空中側面積や、チャイン幅と重心のバランスを考慮し、優れた風流れ抑止性能を実現しました。これによりキャビンの居住性を確保しながら風流れ抑止性能に定評のあるインボードエンジン搭載艇と同等の流し釣り性能を達成しました。流し釣りでのボート保針が容易になりポイント補正も最小限の操作で行うことができます。さらにヘルムマスターEXに組み込まれたフィッシングサポートリモコンとバウスラスター連携(Aパッケージ・Premium Lineに標準装備)を組み合わせることにより、ポイント補正がいっそう楽になり、頻繁に行われるシフト操作から解放され、船長も釣りに集中することができます。
船首が風下を向きにくい特性(ポイントに戻りやすい)
YFR330(イラスト:B)は今までのプレジャーボートタイプ船外機(イラスト:C)と異なり、船首が風下を向きにくいため、ボートの向きやポイントの補正が最小限で済むことになります。加えて、スパンカーを使用した流し釣り(イラスト:A)では、船内機フィッシングボート+スパンカーと同等レベルの風流れ抑止性能を発揮します。
03静止安定性能
チャイン幅と重心の最適化により高い静止安定性を実現しました。フルウォークアラウンドデッキを採用したデッキレイアウト、釣り人が片舷にスターンデッキに3人プラス、サイドデッキとバウデッキに3人、合わせて6人並んでも傾きが少なく、釣りやすい余裕のスペースを確保しています。

04操船システム
YFR330では、船内のメインステーション、アフトステーション、そしてワイヤレスステーション(工場オプション:Aパッケージ、Premium Line)の最大3つの操船システムでボートを自在に操ることができます。メインステーションとアフトステーションには、5インチマルチファンクションディスプレイ(5インチMFD)をビルトイン。MFDインターフェースを介することでヤマハのオペレーションシステム「コマンドリンクプラス」や「ヘルムマスターEX」に対応。エンジン情報、航走状態、警報や点検メッセージなど見やすい画面表示で操船者に提供します。
また、地図表示ソフト(標準装備)により詳細なGPS位置情報の表示が可能になります。オプションの12インチMFDを装着すれば、より見やすくより機能的に使用することができ、船内のダッシュボードをシンプルにまとめ、電子機器の操作や操船面において快適性と利便性を提供します。


拡張システム(オプション)
振動子(インナーハルタイプ)を取り付けることでより多様な情報が入手できます。海底起伏や魚群の判別がしやすい「クリアビュー」、ボートの「サイドビュー」表示により自船の左右の海底や魚群も表示可能です。さらに3Dソナーを取り付けることで、自船の下をリアルタイムで観察することができるため、投じたルアーの動きまでもライブムービーのように表示されます。この3Dソナーで得た情報を連続して履歴表示することで、魚群はもちろん、自船と水面から海底までの情報を3D表示することができます。
05HELM MASTER EX
06フィッシング・サポート・リモコン
07コマンドリンク
08ダイナミックトリムコントロールシステム
ダイナミックトリムシステム(ZipWake)は、3Dジャイロセンサー、3D加速度計、GPSを搭載した3Dコントロールのオートマチックトリムタブです。加速時には素早いプレーニングが得られ、また旋回時にはヒール補正、追い波時にはブローチングを低減するなど走行姿勢を自動制御。より快適な乗り心地と燃費の向上を実現します。

09バイオマス樹脂ハッチ
ヤマハ発動機ではCO2削減への取り組みとしてバイオマス燃料由来の樹脂を25%用いたハッチの製造を開始。YFR330では、スターンデッキ8ヶ所のハッチに採用しました。
10BE-COOL(充電式マリンエアコンシステム)による冷房能力の向上
船外機からエアコン専用バッテリーに補充電を行い、インバーターを介した交流電源により、船外機艇でも冷房能力を落とすことなく、エアコンを駆動させるシステム「BE-COOL」を採用。陸電装置と接続すればエンジン停止状態でもエアコン運転が可能。
「BE-COOL」が、より快適なマリンライフを実現します。

11POWER UNIT


