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日本一メカニックが語る“ヤマハ世界整備士コンテスト”とは「己の技術力を知り、やる気を高める絶好の機会」

2014年4月25日
みなさん、こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。

先日のエントリーで、今年も世界No.1のヤマハメカニックを決定する世界大会「YAMAHA World Technician GP(ヤマハ・ワールド・テクニシャン・グランプリ)」を開催する旨、ご案内しましたが、2012年に日本代表としてただ一人出場した(株)ティーズセンター店(宮城県仙台市)の佐藤健一さんに、このコンテストについて伺いました。

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(株)ティーズセンター店(宮城県仙台市)の佐藤健一さん(左)と高橋新一郎社長
↑(株)ティーズセンター店(宮城県仙台市)の佐藤健一さん(左)と高橋新一郎社長

ヤマハの整備士コンテストは、日本大会、世界大会ともに、二輪整備に関する知識力や実技力だけでなく、実際に模擬接客も行われるので、普段の自分の力すべてが見極められる感じですね。視覚化しにくいサービス技術力をお客さま視点で客観的に厳しく審査されますから、勝ち負けではなく、自分の実力を知る最高の場です。そこで認められれば自信につながりますし、また他の方が同じ課題に対してどう取り組んでいるかが分かるので、勉強にもなります。メカニックだったら自分の力をぜひ試してみたいでしょうから、出場したくなりますね。世界大会に一度出場した者はもう参加できないのが残念。できることなら今年も参加して、今度こそ世界一になりたい。

第5回「YAMAHA World Technician GP 2012」での佐藤さん
↑第5回「YAMAHA World Technician GP 2012」での佐藤さん。あふれんばかりの観衆に見守られながら行った接客部門での審査では、「日頃、お客さまに見られて作業することもありますが、あんなにたくさんの人の前で接客するなんて初めてのこと。本当に緊張しました」

普段から、うちの社長には「メカニックは外科医であり内科医でもあれ」と言われているんです。つまりバイクの修理・点検はもちろん、お客さまの話を良く聞いて、なかなか言葉にしづらいバイクの症状を上手く聞き出すということなんですけれど、この問診がきちんとできれば、すぐに不具合箇所の見当が付いて、迅速で正確な修理にあたれます。そうした日頃の積み重ねが日本一のメカニックという結果に結びついたんだと思っています。

各国代表メカニックのサインが記された選手紹介ボード
↑佐藤さんが作業する横のツールボックスには「YAMAHA World Technician GP」でともに戦った各国代表メカニックのサインが記された選手紹介ボードが飾られています。「世界大会で優勝できなかった悔しさが心の底にあって、今でも時々夢に見るんですよ」。その想いがさらなる鍛錬に奮い立たせるそうです

世界大会での優勝は叶いませんでしたが、お客さまからは、日本代表として世界整備士コンテストに出場したメカニックとして見られているので、これまで以上に、もっともっといろんなことを学んでいこうというモチベーションにもなっていますね。さらに、自分の技術や知識、経験を後輩のメカニックに引き継いでいくのがこれからの課題。自分自身、先輩の背中を見て学べ、と言われていた世代なので、教えるのはなかなか難しいのですけれど(苦笑)。
お客さまにより良いサービスを提供するため、まずは自分の技量を知り、さらに技術力を磨くモチベーションを高める機会として「YAMAHA World Technician GP」はとてもいいコンテストだと思いました。

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佐藤さん、ありがとうございました。

ヤマハでは、“One to One Service(プロの整備技術でひとりひとりのお客さまとのより良い関係づくり)”を合い言葉に、「世界中のヤマハディーラーで、どこでも均一かつ高品質なサービスが受けられること」を理想に掲げ、YTA(Yamaha Technical Academy)教育プログラムを全世界で展開。切磋琢磨し合うことで、お客さまにより良いサービスを提供しお客さまの満足度を高めようと、世界各地でコンテストを実施。2年に1度、各国から選出された精鋭を集め、世界でNo.1のヤマハメカニックを決定しています。

まずは日本大会に向け、間もなくエリア選抜大会が開催されます。サービス力でお客さまに感動をお届けしようと心がけているヤマハ販売店のサービスマンにこれからもご期待ください。

2012年の“ヤマハ世界整備士コンテスト”日本大会に出場したメカニック12名のみなさん
↑全国各地のエリア選抜を勝ち上がり、2012年の“ヤマハ世界整備士コンテスト”日本大会に出場したメカニック12名のみなさんです。
2014年4月25日

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