本文へ進みます

モトクロスの甲子園、「全国大会」でヤマハライダーが日本一に!

2014年8月8日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の山崎です。

早速ですが、タイトルにある「全国大会」ってナニ? という方もいらっしゃると思うので、まずは簡単にご紹介しましょう。

日本には、国内のモーターサイクルスポーツを統轄する機関として、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)という組織があります。統括本部は東京ですが、全国に8つの地方組織があり、モトクロスついてはこれらが各地のコース管理者などと協力し、全日本選手権や地方選手権を開催しています。なお、全日本選手権と地方選手権ではライセンスに違いがあり、前者は国際A・B級、後者は国内A・B級のライダーが参戦しています。
※一部チャイルド、ジュニア、レディースなどの例外があります。

モトクロスの甲子園
↑そしてこの「全国大会」とは、地方選手権それぞれのエリアで戦っている国内A級、国内B級、ジュニア85、ジュニア65で選抜された上位ランカーが一堂に集まり、それぞれのクラスで全国「No.1」を決める大会なのです。出場するのは主に小学生から高校生のティーンエイジャーが中心と若く、野球で例えるなら「甲子園」。ライダーたちも年に一度の大舞台ということで、気合い十分で出場します。

今年は、全日本選手権第6戦と併催で、8月1~3日の3日間、スポーツランドSUGO(宮城県)で行われました。当日は30度を超える真夏日でしたが、ヤングライダーたちは優勝を目指し、白熱したライディングを披露。特にヤマハライダーの活躍が目立った大会になりました!

西垣魁星選手
↑まず、国内ライセンスの最高峰である「国内A級(NA)」クラスでは、YZ250Fを駆るレーシングチーム鷹の#36西垣魁星選手(16歳)がNA2で優勝、NA OPENで3位を獲得。

町田旺郷
↑さらに「国内B級(NB)」クラスは、2ストロークモデルYZ125/YZ250を駆る#101町田旺郷選手(15歳)が、NB2で優勝、NB OPENで3位と大活躍しました。

西垣魁星
↑#36 西垣魁星選手(レーシングチーム鷹) NA2:優勝/NA OPEN:3位
全国大会は、自分が憧れていた選手がみんな勝っている大会だったので、「絶対に勝つ!」、それだけを考えて臨みました。でも、周りから期待されていることも分かっていたし、ライバルも強敵ぞろいでプレッシャーが大きく、精神的にはいっぱいいっぱいでした。優勝したNA2のレースは、スタートが決まったのでいけると思っていたのですが、後半に体力が落ちて追い上げられ、気持ちが何度も切れそうになったのですが、サインボードに監督が書いてくれた「男を見せろ!」いう言葉が、僕を蘇らせてくれました。チェッカーを受けた時はホッとしたし、サポートしてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。ただ、これが僕の最終目標ではありません。喜ぶのはここだけにして、真のトップライダーに向けさらに精進したいと思います。

町田旺郷
↑#101 町田旺郷選手(レーシングチーム鷹) NB2:優勝/NB OPEN:3位
実は去年まではトップに立てる実力はなく、この1年で優勝を狙えるまで成長しました。だから、最初のNB2のレースは、後半もトップを走れていることに自分でもびっくりしたし、優勝できたことは本当に夢のようでうれしかったですね。ただ、優勝できたと時は、カッコよくガッツポーズを決めようと思っていたのですが、ギリギリまで力を使い切っていたため何もできなかったことは残念(笑)。それだけ余裕がなかったわけで、力不足も痛感しました。また、今回は勝つことができましたが、僕の所属する関東エリアをはじめ強敵はたくさんいることも改めて分かったので、これに満足せず、さらに速く強いライダーになるために、もっともっとがんばっていきたいと思います。

鳥谷部晃太
↑今回は紹介できませんでしたが、この2人以外にも、NA2で3位、NA OPENで2位を獲得したTEAM エム FACTORYの#01 鳥谷部晃太選手(16歳)ら、多くのヤマハライダーが上位に入っています。

優勝した2人のコメントにもありましたが、ライダーの皆さんにとっては、この大会が最終目的ではなく、さらに大きな目標を持っていることと思います。これからも厳しい道程は続いていきますが、いつの日かヤマハを背負う、いや日本を代表するライダーになってもらえるようにがんばってほしいし、これからも、モトクロスファンとしてエールを送り続けたいと思います。

がんばれ、ヤングライダー!
2014年8月8日

モデル別記事

ページ
先頭へ