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2ストローク

2014年11月17日

エンジンの爆発行程の一つ。2スト、2サイクルともいわれ、その名の通り2つの行程(ストローク)で燃焼(爆発)を完了させる。第一行程が「吸入・圧縮」、第二行程が「爆発・排気(掃気)」である。ここでいう一行程というのは、ピストンが一回下がる、または上がること。つまり、2ストロークはピストンが上がって下がって、一回の爆発が終了となるのだ。4ストロークは吸入、圧縮、爆発、排気の4行程(ピストン2往復)となるので、2ストロークの方が同排気量では4ストロークよりパワーが出しやすい。
 2ストローク車と4ストローク車を見分ける方法に、たとえばマフラーがある。4ストロークの場合、エキゾーストパイプはほぼ一定の大きさの直径を保ってサイレンサーに到達するが、2ストロークの場合、途中にチャンバーと呼ばれる膨張室があることが多い。また、エンジンをかけたときに音が甲高い傾向がある。他にも、エンジンオイルが一緒に燃えてしまうので、チャンバーから白煙が出やすいなどの特徴がある。
 現在市販されているバイクの多くは4ストロークを採用しており、2ストロークを採用している車両はかなり少なくなってしまった。というのも2ストロークの場合、その構造上で排気ガスに未燃焼ガス(有害ガス)が多く含まれるため、環境性能を向上することが難しく、環境への配慮から世界的に4ストローク化が進んでいるからなのだ。

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2014年11月17日

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