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鍛造ピストン

2014年11月18日

鍛造(たんぞう)で作られるエンジン用アルミ製ピストン。軽量化が可能で低振動などのメリットがある。製造工程が複雑なことから従来は高性能モデル用やレース用などに限って使われていたが、1997年ヤマハが実用化した「制御鍛造技術」は、アルミ製鍛造ピストンの量産化を可能とした。今ではヤマハ製スポーツバイクのほとんどにこのアルミ製鍛造ピストンが採用される。
自動車やバイク車エンジン用ピストンは、主にアルミの合金を高温で溶かし型に流し固める鋳造品が使われてきた。強度・熱伝導性・軽さなどピストンに要求される特性に優れるからだ。一方アルミ合金を溶かさずに、一定の加熱と加圧で作る方法が鍛造(たんぞう)と呼ばれる。溶かさずに加工するのでアルミ組織への影響が少なく、元来持っている強度が活かされる。だからピストンの肉厚を薄く、また軽く設計できる。その結果ピストンの往復慣性重量低減に繋がり、走行性に貢献する。

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2014年11月18日

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