今こそちゃんと乗りたいSR。ユッフォー！の頃から37年愛されつづける魅力とは

こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。
SR400のカスタムでおなじみのショップ・バイクガレーヂスラクストンさん主催の“SRミーティング2015”が5月10日山中湖交流プラザ“きらら”第二駐車場＆シアター「ひびき」で開催されました。

↑気持ちのよい見事な五月晴れ。絶好のツーリング日和となり、来場台数過去最高の934台！

↑タンデムや四輪車でお越しくださった方もいらしたので軽～く1,000人以上のSRファンの方が来場くださいました

↑11：00スタートの予定でしたが、みなさん早くからお越し下さったので、繰り上げて10：00にテープカット＆開場しました

↑ヤマハテントでは、アフターパーツを装着したSR400と欧州仕様のSR400（参考出品）、そしてBOLT Cスペックを展示

↑マグロの解体ショーならぬ、SRエンジンの解体＆組立ショーを行ないました。SRオーナーさんの中には、ご自身でメンテナンスなどをされる方も少なくないので、みなさん真剣な眼差しで見入っていました

↑お隣のワイズギアでは、コーヒーサービスやヤマルーブケミカルを実際に使っていただくYAMALUBE CAFÉを実施

改めるまでもありませんが、SR400は1978年3月の発売以降、シンプルな外観と空冷単気筒エンジンの鼓動感あふれる走りで幅広い層から支持を得るロングセラーモデルです。2012年にはグッドデザイン賞の特別賞「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」に輝いています。

↑スペシャルサイト「SR Cafe」では、開発ストーリーや発売当初からのヒストリー、メカニズムなど、SR情報がぎっしり満載です

37年にも亘ってみなさんに愛されるSRの魅力とはなんぞや！と来場されたみなさんに伺いました。

↑「最初に買ったバイクがSR。その後、国内外色々なモデルにも乗ってきましたが、楽しさと整備性でSRを超えるモデルはありません！」とSRで日本1周中のオーナーさん。7月頃には北海道を巡っている予定だそうなので、リアに大きなボックスを背負ったSRを見かけたらぜひ応援お願いします！

↑「SRに乗るようになって一番の変化は人付き合い。SRっていろんな人が乗っているから、同世代以外のバイク仲間、SR仲間が増えました。SRは、原寸大のプラモデル感覚。手を入れれば入れた分、自分のイメージ通りになっていくのが楽しい。乗るより、いじっている方が好きです」

↑なんとご夫婦でSRオーナー。「同じSRと言っても、1台ずつ見た目も乗り味も違うんですよ。ボクにとっては、このSRじゃなきゃだめなんです」とご主人。「彼のSRに乗せてもらっているうちに自分でも乗りたくなって免許を取得しSRを購入。SRは音が良いでしょ？この鼓動感がたまりません。初めてこのイベントに参加しましたが、みんなのSRを見るとカスタムへの刺激を受ける一方で、自分のSRが一番！と改めてかわいく思えますね（笑）」と奥さま。SRのカラーリングとそれぞれのヘルメットやウエアの指し色がコーディネートされています

↑「SRはカッコいいし、乗って楽しい、いじって楽しい。バイクの魅力を網羅していますね」とSR歴30年の方（左から2人目）。また3年前にリターンしてSRオーナーになられた方（右）は「若い頃はただバイクに乗るだけでしたが、SRに乗るようになって、カスタマイズの楽しさに目覚めてしまいました（笑）。SRに乗っているというだけで、色々なライダーとつながり合えるのも、スタイルが変わらないロングセラーのSRならではの魅力でしょうね」

↑SRに乗っている会社の後輩の影響を受け、半年前からSRに乗り始めたオーナーさん。「15年ぶりにリターン。SRは、時々通勤に使ったり、軽く流して走るには小回りが効いていいですね。テイスティなエンジンも魅力です。鼓動感に魅かれてSRにしたというのもあります。
このタンクは自分で塗装しました。特に磨きに苦労しましたね。SRはアフターパーツが豊富で、シンプルなスタイルなので、カスタム欲がくすぐられるのかもしれません。今回、SRミーティング初参加。こんなに色々な車両を見たら、あんなカスタムもこんなパーツもと、とても迷ってしまいますね」

↑YSP西東京のSRオーナーのみなさんと来場下さった女性SRオーナーさん。「ニューパールホワイトのSRに思わず一目惚れ。自分にとてもしっくりくる1台です。バイクではなく、オートバイを形にしたらまさにこうなる！というスタイルもSRの魅力。何度か練習したらキックスタートも問題なし。慣れなので、女性でもキックスタートだからといってSRをあきらめる理由にはならないと思いますよ」

↑「言葉で上手く伝えられないのですが、シングルエンジンならではの楽しさがたまりません。エンジンの力強さというか、走行感覚がほんとうに気持ちいいんです。私は、いじるよりも乗っている方が楽しいですね」

↑今まで単気筒モデルに乗ったことがなく、シンプルなところがカッコいいと2年前からSRに乗っているそうです。「スタイルだけでなく走行性能まで含め、カフェレーサーをイメージしたカスタムをしています。SRに乗るようになったからこそ、こういうオーナーイベントに参加してみようと思いました。こんなにたくさんのオーナーが集まるなんて！驚きです。みなさんのSRは色々参考になりますね」

「SRは、いじりやすくて、壊れにくいんです。シングルエンジンならではの鼓動感もいいです。カスタマイズもメンテナンスも基本全て自分。シンプルな構造のSRだからこそ可能なんでしょうね。今度はどんな風にカスタムしようか……と妄想し、実際に紆余曲折してカスタムして、その成果を走って確かめる……この一連の流れが楽しい。ロッカーズでもアメリカン風でもなんでも、好みに合わせていろんなカスタムが可能な幅の広さがSRの魅力ですね」

な、なんと！タイ・チェンマイでSRカスタムショップ「ダム・SR・ハウス・ショップ」を営む方も来場！！「SRはスタイルがいいモデル。オーナーさんの好みに合わせたカスタムができるのが魅力です。タイで見かけないカスタムアイデアをたくさん目にしました。日本のSRオーナーさんを参考にタイのSRオーナーさんにいろんなカスタム例を提案し、SRの楽しさを広げたいですね」タイでは今年の10月にSRミーティングを開催するそうです。いつの日か世界中のSRオーナーさんが一堂に会するグローバルSRミーティングが開催できるといいなぁ～

みなさんありがとうございました。一台一台オーナーさんの個性とキャラクターが光るSR。幅広い年代、嗜好、楽しみ方、はたまた国も超えて、みなさんのSRに対する深くてやさしくて濃い～ぃ愛情をたっぷりお教えいただきました！こうしたオーナーさんの熱い思いに支えられてSRは37歳を迎えられたんですね。

“SRミーティング2015”は、2015年9月13日（日）福島県いわき市江名港でも開催されます。SRに乗っていてもいなくても、みなさん大歓迎ですので、ぜひご来場ください。