これなら分かる！「トルク」と「馬力」について
- 2015年11月18日
「トルク」というのは簡単に説明するとエンジン1回の爆発によって生じるクランクシャフトを回そうとする力のことです。このトルクは基本的に排気量に比例し、排気量が大きくなるほどその値も大きくなります。多気筒エンジンの場合はそれぞれのシリンダーが発するトルクを足し算したものが最大トルクとして表記されます。エンジンがゆっくり回転しているときや、ある程度以上の回転数になると様々な抵抗が生じて発生トルクが減少するため、トルクの値にはピークとなる回転数も併記されます。
「馬力」というのはある一定時間内に行われた仕事の量のことです。先述したトルクにエンジンの回転数を掛け算した数値と考えてもらうとイメージしやすいと思います。例えば1気筒あたりの排気量(＝トルク)が小さい4気筒エンジンでも回転数をうんと増やせば、最終的に発生する馬力は大きくなる、そういう理屈です。反対に回りにくい単気筒エンジンでも排気量を大きくし、一度の爆発で発するトルクを増やせば馬力は大きくなります。
- 2015年11月18日
