「ロードレースの頂点へ」、2021年、YZR-M1、YZF-R1が世界のレースシーンを席巻!
- 2021年12月21日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の新関です。
2021年、ヤマハはロードレース世界グランプリ参戦60周年を迎え、いつも以上に気合を入れシーズンに臨みました。
昨年は社会状況の変化により大きな打撃を受けたモータースポーツですが、今年は世界選手権、全日本選手権ともにスケジュールの変更が行われながらも、それぞれのカテゴリで無事完走! ※アジアロードレース選手権は中止
この結果として、特にロードレースではヤマハライダーと、YZR-M1、YZF-R1が、日欧米の主要レースでチャンピオンを獲得しました! 写真は、それを記念して静岡県を中心に掲載した新聞広告です。ドカンと片側全面広告でした!
それでは早速、ヤマハライダーたちの活躍をご紹介していきます。
まずは世界最高峰のロードレース「MotoGP」です。YZF-R1にもそのDNAが流れるヤマハのMotoGPマシン、YZR-M1を駆るファビオ・クアルタラロ選手が、2015年のホルヘ・ロレンソ選手以来となる世界チャンピオンを獲得!
全18戦で5回の優勝を含む10回の表彰台と、ファクトリーチームからの参戦1年目、MotoGP参戦3年目での快挙です!
ヤマハが世界最高峰クラスに参戦を開始したのが1973年。2年後の1975年にジャコモ・アゴスティーニ選手が初の栄冠に輝いて以来、クアルタラロ選手のチャンピオン獲得は、最高峰クラスで通算18回目となります。もちろん、2022年は連覇が目標です!
市販スーパースポーツモデルの世界最速を決定するプロダクションレースの世界最高峰であるスーパーバイク世界選手権では、トプラック・ラズガットリオグル選手が2009年のベン・スピース選手以来となるチャンピオンを獲得しました。チャンピオン決定直後、ゴールドのつなぎに着替えたのは印象的でしたね。
このスーパーバイクは6連覇中のJ・レイ選手が絶対王者として君臨してきました。最強のライバルと毎戦バトルを展開し、優勝13回、表彰台29回、ポールポジション3回という成績でその牙城を崩しました。同時に、YZF-R1は世界最速・最強の市販スーパースポーツとなったのです!
第9戦カタルニアでは世界グランプリ参戦60周年を記念し、白地に赤いラインを入れた60周年記念カラーのYZF-R1も走行。欧州でも大きな注目を集めました。
全日本ロードレース選手権では、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手が第5戦の第53回MFJグランプリで、JSB1000通算60勝を達成するとともに、国内ロードレース史に燦然と輝く10回目のチャンピオンに輝きました。このすべての勝利は、歴代のYZF-R1とともに獲得したものです。
第5戦からは、スーパーバイクと同様、中須賀選手は白地に赤いラインを入れた世界グランプリ60周年記念カラーのYZF-R1で走行。
最終戦では、全日本最高峰クラスでは史上初となるシーズン全勝(10連勝)を達成し、まさに「完全制覇」で全日本王者となりました。
中須賀選手の挑戦の軌跡を辿るスペシャルサイトも公開中。ぜひ、中須賀選手の偉大な足跡をご覧ください。
世界選手権、全日本だけでなく、アメリカ(MotoAmerica)やイギリス(ブリティッシュ・スーパーバイク)でもチャンピオンを獲得したYZF-R1 ABS、そしてYZF-R1M ABSの2022年モデルは好評発売中! ※受注期間限定モデルのYZF-R1 ABS WGP 60th Anniversaryは、11月8日に受注を終了しました。
日欧米でのトータル50勝をあげ、各国でチャンピオンを獲得した最速マシンをぜひその手に!
また、12月16日には、MT-07の街中での乗りやすさをしっかり引継ぎ、最新スーパースポーツのスタイルとスポーティなハンドリングを調和させた"扱いきれて楽しめるスーパースポーツ"、YZF-R7の国内モデルをリリースしました。
ヤマハレース史を象徴する白と赤のカラーリングを纏ったロードレース世界選手権参戦60周年記念カラーのYZF-R7 WGP 60th Anniversaryも設定!全国で400台限定となっています。
※YZF-R7は「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」となり、YSPおよびアドバンスディーラーのみでの販売となります。ご予約・ご購入につきましては当社Webサイト掲載の取扱店までお問合せください
そして、最後は、この人の話題で終わりたいと思います。ついにこの時が来てしまいましたね。世界グランプリで9回チャンピオンを獲得した伝説のライダー、バレンティーノ・ロッシ選手が、11月14日、MotoGPの最終戦をもって26年におよぶ現役生活に終止符を打ちました。
ヤマハではトータルで16年、MotoGPに参戦し、YZR-M1で優勝56回、2位46回、3位40回を獲得、4回の世界チャンピオンを獲得しました。
世界中のファンの皆様に多くの感動を届けてくれたヤマハ史上最も記憶に残るライダーと言えるのではないでしょうか。
こうしたロッシ選手の功績を讃えるとともに、ロッシ選手を支えてくれたすべてのファンの皆様への感謝の気持ちを込め、ヤマハ本社(静岡県磐田市)にある企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」では、ロッシ選手がMotoGPで実際に使用した16台のYZR-M1を一堂に揃えて展示中。ぜひ、この機会にご来場ください!
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- 2021年12月21日