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ミリ波レーダー搭載のTRACER9 GT+はやっぱり高速道路を使った長距離ツーリングがおススメ! 気になる装備『アダプティブクルーズコントロール』をレポート

2024年8月28日
こんにちはヤマハ発動機販売の藤森です。TRACER9 GT+にお乗りの大大ベテランライダーさんにミリ波レーダーや乗り心地などインプレをもらいました。ぜひ、ご一読ください。


こんにちは。TRACER9 GT+ユーザーの植田です。その昔、ロードライダー(知ってるかな~?!)というバイク雑誌の編集長をやってました。二輪専門誌の業界はずいぶん前に卒業したんですが、ご縁があって今回ブログを書かせてもらうことになりました。


RACER9 GT+

著者近影。TRACER9 GT+は大学生の時に当時あった上野のバイク中古車街で買ったGX250から通算12台目のヤマハ車(レーサー含む)

TRACER9 GT+の前は、2020年モデルのTRACER900 GTに乗ってました。で、その前は2015年モデルのMT-09。そう私にとっては3台目のヤマハ3気筒です。正直、TRACER900 GTを気に入っていたのでまだまだ乗り続けるつもりでした。
ところが、ヨーロッパのモーターサイクルショーで『ミリ波レーダー』が搭載されたTRACER9 GT+というモデルを発表するとのニュースを見てしまった。それって、クルーズコントロールに車間距離を維持する機能が付くってことだよね。うーん、欲しい。見てもいないうちに買う気になってました。
そこからまあまあの時を経て、無事昨年11月に納車と相成りました。インプレ、レビューというよりはユーザー目線の『愛車レポート』って感じです。気軽に読んでいただけたら幸いです。

まずはポジション。身長170cmといっても昭和世代は足の長さが今の若い人と違うので、足着き性には若干の心配が...。グラっときても耐えられるように、ワイルドウィングの厚底ブーツを購入し、片足ならカカトが着く感じで乗れてます。アップライトな乗車姿勢は楽チン。腰痛持ちの私にはありがたい限りです。

車両とのスケールチェックはこちらを参考にしてみてください。

車両とのスケールチェックはこちら

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エンジンは文句なし、888ccとなった3気筒はトルクがさらに分厚くなった。一方、初期型MT-09で感じた荒々しさはシルキーなものへと進化していた。ハンドリングはTRACER900 GTより軽くなった感じ。コレ、走りに振ってるよね。そして何といってもアダプティブクルーズコントロール(以下ACC)。コイツは凄い! セットした速度で巡行するだけじゃなく、前車との車間距離を一定に保ってくれる。スロットルコントロールはもとより、しっかりブレーキもかけたりする。クルマでは当たり前の装備だけど、とうとうバイクに付く時代になったんだなぁ。

アダプティブクルーズコントロール技術説明ムービー

ACCを発動したい時は、左スイッチボックスのACC起動スイッチ(車と速度計のアイコン)をオン、その下のボタンでスピードセット。任意の速度で定速走行ができる。速度は-ボタン、+ボタンで調整可能。TRACER900 GTでは2キロ単位のアジャストだったけど、9GT+は1キロ単位。セットも上限も旧型106~7キロだったのが、新東名高速道路の最高速度(120キロ)にもしっかり対応している。そして気になるのがACCのA(アダプティブ)の部分。前車を捕捉するとちゃんと速度を調整してくれるから凄い。スロットルコントロールで車間を維持するだけじゃなく、まあまあの減速にも対応してしっかりブレーキング。でも唐突な感じはなく、私じゃない「誰か」がブレーキをかけてくれてるイメージだ。そのブレーキはレーダーと連携するだけじゃなく、前後アシストだったりもする。ACCはKYB製の電子制御サスペンションとも連動していて、総合的にライダーを支援してくれてるってこと。
ACCのキャンセルは簡単。ブレーキをかける、クラッチレバーを握る、アクセルをグイっと戻す、のいずれかの操作でクルーズコントロール状態から離脱できる。逆に、クイックシフターが付いてるので、クラッチ操作を伴わないシフトアップ・シフトダウンだとACCは生きたままなんです。一度キャンセルしたACCも、RES(+ボタン)で直前まで維持していた速度に復帰できる。
※車線を極端に寄って走行すると、隣のレーンでコッチ寄りを走行している車を捕捉してしまう可能性があるのでご注意ください。

TRACER9 GT+のメーターパネル画像

ちなみに車間距離は4段階で設定可能。(画像4) 私は近いほうから2番目を選んでる。一番遠くが安心なのは分かってるけど、私はこのくらいが好みでした。
そんなTRACER9 GT+ですが、私のメインは平日の日帰りツーリング。よく行くのは神奈川県の三浦半島かな。他には宮ケ瀬ダム、箱根、秩父、南房総など(定番ばっかりだね)。自宅から走りや景色が楽しめるエリアまではそこそこの距離があるけど、その間の高速道路を疲れず、余裕を持って移動できるACCは最強のツールじゃないかな。

ACCのミリ波レーダーはフロントカウルのこの位置、ヘッドライトの間にあります

ACCのミリ波レーダーはフロントカウルのこの位置、ヘッドライトの間にあります。

TRACER9 GT+のACCは楽

TRACER900 GTでクルーズコントロールの楽さを知ったけど、TRACER9 GT+のACCはその比じゃなかった。

TRACER9 GT+のメーターパネル

※メーターパネルは撮影用に点灯したもので、実際の走行状態を示すものではありません。

ACCオン(停止中)のインパネ。セットボタンを押すと左側の車のアイコン、指定速度(今は40km/h)、車間距離を示す4本の帯状のアイコンが表示される。走行中に作動させると上のふたつのアイコンが緑色で表示され、前車を捕捉すると車間距離を示すアイコンの上に車のアイコン(白)がもうひとつ現れる。

ACCオン(停止中)のインパネ

左スイッチBOX。ヘッドライト切り替え+パッシング、ウインカー、ホーン以外に、クルーズコントロールのコントローラー、同車間距離設定スイッチ、各種設定用のジョイスティックとホームボタン。緑色は購入後に取り付けたワイズギア製フォグライトのスイッチです(生産終了商品)です。

ACCオン(停止中)のインパネ

このツーリングの目的は美味しいマグロ丼が目当てだったりもする。

いかがだったでしょうか。この記事を見て気になった方はぜひ、TRACER9 GT+の取り扱いがあるお近くのヤマハ バイクレンタル加盟店で乗ってみてくださいね。

TRACER9 GT+の扱店舗はこちら

また、現在このTRACER9 GT+とTRACER9 GTをお得に購入できるキャンペーンを実施中です。左右のサイドケースがプレゼントされるキャンペーンですのでこの機会をぜひ活用してくださいね。
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※対象モデルがメーカー在庫欠品の際はキャンペーンに対応できない場合があります。詳しくは販売店へお問い合わせください。

それでは、また。


【関連リンク】
TRACER9 GT+製品ページ
ヤマハ バイクレンタル
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2024年8月28日

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