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持っていくものや服

ボートに備えていた方が良い物をご紹介します。

ボーティングに出かける服装

防寒着と防水ウエア

ボートは基本的にレジャーの範囲ですから、ヨッティングのような本格的なレージングスーツやレインギアは必要ありません。季節や気候に合わせて動きやすく、ある程度スプレー(水しぶき)がかかっても大丈夫なカジュアルな服装で問題ありません。
そうは言っても海の上は、思ったより体温を低下させる要素があります。それが風です。毛皮を持たない人間は、服と皮膚の間に体温で温められた空気の層を作りその断熱効果によって自分の体を寒さから守っていますが、この層が風によって吹き飛ばされていくと体温がどんどん奪われていきます。
さらに厄介なのが、汗をかいたり水しぶきを浴びたり、また雨などによって体が濡れた状態で風を受けることです。こういった状態で風を受けながら航行していると、体感温度は急激に低下していきます。扇風機ならスイッチを切ればいいのですが、自然の風は海の上を吹き続けます。しかも海風は陸上より涼しいだけでなく、水分が風にあたり蒸発するときに体温を奪います。
秒速1m/sで体感温度は約1℃低下すると言われていますが、濡れた服を着たまま風にあたり、さらに向かい風の中を長時間航行するとどうなるか、簡単に想像できると思います。
したがって、夏でも海の上では必ず防寒着は必要です。また雨やスプレーを浴びる状況で航行する時のカッパなどのレインウエア、そして汗をかいたり濡れたときのための着替えは、必ず用意しておくようにしましょう。

ボーティングウエアは自由。動きやすくて、重ね着で暑さ寒さを調節できるマリンファッションを楽しみましょう。
夏でも防寒具とレインウエアは必需品

シューズ

ボートに乗る時の履物は、動きやすく滑りにくいスニーカータイプが基本です。したがって男性の革靴や女性のハイヒールなどはNGです。
できれば、スニーカーでもソール部分にグリップ力のあるデッキシューズタイプが適していますが、普通のスニーカーであれば特に問題ありません。ただ、ポイントは脱ぎやすいシューズということです。万が一落水した場合、靴を履いたままで泳ぐことはできないと考えた方がいいでしょう。靴紐でしっかり結んであるハイカットのスニーカーなど、すぐに脱げないシューズでボートに乗るのは避けた方が賢明です。

バッグ

どういったタイプのバッグでも、必要なものが収納できれば問題ないのですが、キャスターの付いたキャリーバッグなどは、走航中にボートが揺れるたびにゴロゴロ転がっていては大変なので、ボートに固定する方法がない場合は避けた方が無難です。
基本的には肩からかけて、乗り降りの時に両手が使えるショルダータイプのバッグで、濡れたりしても良い素材のものを選びましょう。

その他のアクセサリー

アクセサリーとして必需品と言えるのが、サングラスと帽子です。
帽子は直射日光を避けるためのものですが、風で飛ばされにくいものを選びましょう。サングラスは紫外線から目を守ることもありますが、逆光の中などを航行するときには海面が反射し浮遊物や漁具のブイなどが見えにくい場合がありますから、必ず持っていきたいものです。

ボーティングに出かけるときの持ち物

あれもこれも持っていきたい気持ちはわかりますが、持ち物は必要最小限にまとめる事が、快適なボーティングを楽しむポイントです。

クーラーボックス

ボートの上では十分な飲料水を用意しておきましょう。そのためには、十分な容量のクーラーボックスに冷えた飲み物を入れておきたいものです。
また一緒に氷なども多めに入れておけば、夏のクルージングではタオルを冷やしたり、何かと役に立ちます。

携帯ポット

海風にあたって体が冷えた時や時季によっては暖かい飲み物が必要な時もあります。そんなときのために携帯用のポットにコーヒーや暖かいスープなどを用意しておくといいでしょう。

防水ケース

海の上では、思わぬ時にスプレーを浴びることがあるので、スマートフォンなど濡れては困るものは防水ケースに入れておくようにしましょう。サイズなどを考えて、幾つか用意しておくと重宝します。

タオル類

清潔なタオルを何枚か用意しておくと、いろんな時に役立ちます。デッキやシートを拭く雑巾とは別に用意しておきましょう。

救急セット

万が一ケガをしたときのための救急セットも持って行きましょう。また普段の常備薬や、船酔いなどの心配がある時には酔い止めの薬を用意しておくと、お腹を壊した時やゲストを乗せたときなどに使用することができます。

ロープカッター

プロペラにロープが絡まった時などに自力でロープを切断することができる場合には、波刃のあるロープカッターで比較的容易にロープをカットすることができます。普通のカッターで絡まったロープを切断するのは、そう簡単ではありません。ボートに常備しておきたいものです。
※刃がむき出しにならないよう。またお子様などが手を触れない場所に保管しましょう

モバイルバッテリー

携帯電話のバッテリーは、トラブルで陸上との連絡が頻繁になったりした時にはなくなってしまう心配があります。そうなると連絡ができなくなるばかりか必要な電話番号や情報も見れなくなってしまいます。そんな時に小型ボートでも簡単に充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。

日焼け止めクリーム

日焼け止めを使用する場合はクリームタイプがおすすめです。オイルタイプはデッキにオイルがついたりすると、滑って危険ですし、洗浄も大変です。

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