ランディング
ランディング時の役割をご紹介します。
最も危険で、最もスリリングな瞬間。スキッパー、アングラー、ギャフマン、リーダーマン。 それぞれがスムーズに連携してこそ、ランディングの喜びとカジキ釣りの醍醐味が味わえます。
ギャフマンの行動/リーダーマンの行動 | アングラーの行動 | スキッパーの行動 | |
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1 |
〈ギャフマンの行動〉 ギャフロープのエンドをファイティングチェアもしくは船のクリートに取り付ける。 手袋をはめる *ブレスレットやネックレスなど突起物ははずす。 〈リーダーマンの行動〉 綿の手袋の上に革の手袋をはめる。 |
ダブルラインをスイベル部分まで完全に巻き込む。またスイベルがロッドにからまないようにする。リーダーマンがリーダーを取りやすい角度にロッドを保持する。 *リーダーマンがリーダーを首に巻き付けぬよう少し竿先を下げる。 ドラグの強度はストライキングポイントに保つ。 |
取り込みやすい方向に舷側をあわせる。 |
2 |
腰を落とし、重心を低くして、ボートの揺れと魚の動きに対して万全の体制をとれるようにする。 *ツナドアを開けたり、トランサムデッキ上でのランディングは落下の危険性が高いので決して行わない。 |
魚が暴れてリーダーマンがいつリーダーを離してもいいようにファイティングポーズを崩さない。 | 常にカジキの動きに注意しながらギャフィングの最適ポジションを確保する。 |
3 | 魚から目を離さない。 | リーダーマンがリーダーをつかんだことを確認したら、微速前進を心掛ける。 | |
4 |
〈ギャフマンの行動〉 ギャフは背ビレの前端部分に掛けるようにする。 *ギャフロープでたぐり寄せバットで打つ。 |
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5 |
〈リーダーマンの行動〉 フッキングの場所を確認し、魚の寄せ方を判断する。 ラインの手繰り方。 *リーダーマンは不注意なリーダーの巻き取り方をするとラインがはずれなくなり、非常に危険な状態になる。 左手に巻いたリーダーを胸元に手繰り寄せ、左手で左記の2~6までの動作を行い魚を寄せる。 危険を感じたら、リーダーを離し、最初からもう一度行う。 *手繰り寄せたリーダーはできるだけボートの外に逃がすようにする。 |
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6 | カジキの場合、リーダーマンは決して、カジキのビルをギャフマンの正面に引き寄せない。 | ||
7 | 魚を引き揚げる。 フックを外す時は、ビルやダブルフックに注意する。 魚を完全に弱らせてから揚げる。 |
ギャフの打ち方
●フックの外し方
革手袋をはめ、完全に死亡が確認されてから、フックをペンチ等で必ずはずす。