ファイト
ファイト時の役割分担を図解します。
アングラーがファイトしている間はそれを見守るのではなく、各々がランディングに備えて準備をしましょう。そのことがランディングの確率を高めることにつながります。
魚の動き | アングラーの行動 | スキッパーの操船 | |
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1 | ジャンプ | バケットハーネスを使用している場合、竿先を低く保持しラインを弛ませないようにする。 | ボートを前進させてラインの弛みを防ぐ。 |
2 | ボートに向かって泳いできた。 | ラインを弛ませずに素早くリールを巻く。 | 前進速度を速め、魚がラインにかからないようにする。 |
3 | 魚が急旋回した。 | ドラグを緩めラインを出す。 |
ラインの出ている方向に後進(リバース)をかける。 (リバースを入れる時は必ず全員に合図を行う) |
4 | ラインの保有量が少なくなった場合は、後進に入れてラインを巻き取る。 *アングラーは常にスキッパーにラインの残量やプレッシャーの状況を伝える。 |
ポンピングの基本動作
アングラーは、1の位置から2の位置まで上半身を反らし、ロッドを立てる。このポンピングストロークで、1のロッドチップ※から2のロッドチップの位置までラインがためられたことになる。ロッドの有効角度一杯にためた後、3の上半身を4の位置にまで戻しながらラインを巻く。このダウンストロークの際に1から3の間にためたラインをすべて巻き取る、ラインを巻き取るスピードとロッドを戻すスピードを同じにすれば、スムーズにラインを巻き取ることができる。
※ロッドチップ(ロッドの先端部からリールまでの間)
● 左手はリールに掛け、体全体を使って行う。
1から2の間は、リールは巻かずにロッドを立ててラインをためるだけ。3から4に戻しながらリールを巻く。
なぜスキッパーはラインを追うのか?
カジキが15ノットで500mラインが出る場合、ライン抵抗は28ポンド
上記のラインに掛かる大きな抵抗を出来るだけ早く軽減させる為にはラインに向かって走らなければならない。