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高速ドライビング

ダイナミックな走りが魅力の高速ドライブテクニックをご紹介します。

ウェッティーな高速ドライビング

水上バイク(水上オートバイ)はスプレーを浴びながら航行する、ウェッティーなマリンビークル。それだけに濡れることが前提のダイナミックな走りがその持ち味。最近の水上バイク(水上オートバイ)は、4ストローク1800ccクラスのエンジンを搭載、最大で250馬力(183.9kW)のハイパワーで、時速80kmを超える速度で水面を疾走し、高速でターンを行えます。
目線が水面に近いこともあって、そのスリリングなドライビングフィールは、水上バイク(水上オートバイ)の最大の魅力にもなっています。
しかし、油断は禁物。アクセルをふかすことによってスピードはどんどん上がり、瞬く間に加速します。また、小さな波でも頭からスプラッシュを浴びて視界が悪くなることもあります。スピードの出し過ぎに注意し、波に対処するライディング感覚を身につけながら、安全に高速ドライブを楽しみましょう。

シッティングモデルでの高速ターン

水上バイクでレースを楽しんでいる人はもちろんのこと、一般のライダーであってもやはりターンはビシッとキメてみたいもの。また、高速ターンは格好良さだけではなく、安全走航の上でも必要なテクニックです。
シッティングタイプの場合、走ること自体は難しいものではありませんが、そのため、生まれて初めてにもかかわらずフルスロットルで走航してみたがる人が多いのも事実です。どれくらいの半径で確実にターンできるのか、体重移動はどの程度行えばよいのか、スロットルワークは……。これらのことが確実に身に付かないうちに無理をして、ターンをキメようとすることは、トラブルの原因になりかねません。
ターンの一連の流れを体で覚えるまで、マシンと一体になれる感覚をつかめるまで、十分に練習を重ねましょう。またタンデムで操行する場合には、パッセンジャーの落水にも注意が必要です。

トリムを調節して快適ドライビング

シッティングのマシンにはチルト機構が装備されているものがあります。これは、ジェットノズルの角度(トリム)を上下に変化させるためのシステムです。
体重の重い同乗者を乗せた場合など、バウが持ち上がってしまうのを抑える時はチルトを下げます。(トリム)また、波が高くスプレーをかぶって走りにくい時などは、マシンが波に突っ込みにくくなるようにチルトを上げてバウを持ち上げるようにするなど、その時の水面の状態などに合わせて、最適なトリム角で走れるように調節します。

スタンディングモデルでの高速ターン

スタンディングタイプで高速ターンをマスターするためにはそれなりにステップアップが必要です。スタートから立ち上がり、そして直線で不安定なマシンをコントロールできるようになってから、高速でのターンに挑戦しましょう。
ポイントとしては、マシンをバンクさせつつハンドルを切ることと、アクセルをアオリつつハンドルを切ること。マシンを内側に傾けるだけでは曲がらないですし、ハンドルを切っただけでも曲がりません。ハンドルワークとアクセルワーク、そして重心移動によってマシンを傾けることの三つの要素がうまく噛み合って、スムースなターンが決まるのです。練習を重ねてマスターしてください。
ただ、ターンに失敗し転倒する時にも注意が必要です。転倒した時にマシンが離れるのが怖くて、ハンドルを握ったまま転倒する人がいますが、脱臼や筋を伸ばしてしまう可能性もありますから、転倒するとわかった時は手を離してマシンの後方に倒れこむようにしましょう。

レーサーのターンテクニック「レッグターン」と「ヒップターン」を盗め

ターンのバリエーションにレッグターンとヒップターンというものがあります。 レッグターンは高速向きで、レギュラースタンスでの右ターン(グーフィースタンスでの左ターン)に適しています。ターンの際に内側の後ろ足を水面に差し入れて、それを支点に曲がるようにします。マシンが横滑りしない程度に水にグリップさせるのがポイントです。
一方ヒップターンは、高速でより鋭角に曲がりたい時や、レギュラースタンスでの左ターン(グーフィースタンスでの右ターン)に適しています。ターンの瞬間にお尻が水面に着くようにマシンを倒し込み、それを支点に曲がって、起き上がると同時に加速します。
どちらもトップレーサーが使う高度なテクニックです。

レッグターン

ヒップターン

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