テクノロジー:DFR-33
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
01Y-FSH(ワイフィッシュ)
「Y-FSH」は、トヨタ自動車株式会社と共同開発した操船支援システムです。GPSとバウスラスター、エンジンなどを連携させることで一定範囲内での船位維持や、または船首方向の維持を可能とし、ピンポイントで楽しむ釣りや潮流や風に乗せながらの流し釣りを強力にサポート、状況に応じて2種類のモードから選ぶことができます。ウィンドラスやスパンカーなどの艤装が不要になります。
e-ANCHOR:仮想アンカリング
風や潮に船首(船尾)を立てた状態で、ディスプレイのスイッチを押すだけでアンカリング状態を維持します。風や潮の向きが変われば船首(船尾)方向を変えながら、一定範囲内に船位を保持することができます。これにより、重たいアンカーの扱いが無くなるため、釣りがしやすくなります。
e-COMPASS:船首方位維持
船首を任意の方向に合わせ、ディスプレイのスイッチを押すだけで船首方向を維持します。風や潮の強さに合わせフィッシングサポートリモコンを微調整するだけで流し釣りをすることができます。また風潮流が変わった時、途中で船首方向の設定を変更・調整することができます。
02船型デザイン
乗り心地や風流れ抑止性能に効果を発揮するW.T.B(ウェーブ・スラスターブレード)を採用。形状を33フィートの船体に最適化させることで直進および、旋回時における素直な操縦性を実現しました。DFR-33のために開発された船型は、船首部の波の打ち込み角を徹底的に分析し、最適な入水角を実現。波あたりのショックを和らげ、優れた乗り心地を実現しています。
また、広い面積を確保したチャインは、スターン側ではフラットな角度、バウにいくほど確度をつけるリバースチャインの形状としました。これにより、バウ側では航走時に発生するスプレーを下方に落とす役割を果たし、スターン側ではチャイン本来の目的である静止安定性を高めるという2つの性能を両立しています。
また、船首付近の船側面角度を鈍角にすることで飛沫が舞い上がるエネルギーを相殺、スクエアバウの形状を活かしたワイドフレアと併せ、優れたドライネス性能を発揮、快適な走行感覚を味わうことができます。
03風流れ抑止性能
低くシャープなフォルムは、デザイン性だけでなく低重心化にも貢献し、深く切れ込んだW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)との組み合わせで、ひとクラス上のキャビン付きクルーザーと同等以上の居住性を確保しながら、優れた風流れ抑止性能を実現しました。流し釣りでのボートの保針が容易でポイント補正も最小限の操作で行えます。また、ワイドチャインにより静止安定性を向上。船体の横揺れを最小限に抑制します。
04釣りスペースを重視したデッキレイアウト
スクエアバウの採用により、ひとクラス上のフィッシングスペースを確保。バウへと続くサイドレールは内傾斜させ、腰まであるバウレールとともに、アングラーの姿勢を保持し、キャスティングやジギングなど、激しいアクションを伴うフィッシングの際にも安心感をもたらします。
また、ブリッジ前部を座れる形状・高さにするとともに、バウデッキに釣り座を用意、タックルの準備やランディング時に便利です。
さらに、サイドデッキの通路幅もオープンガンネルの採用により390mmを確保しました。デッキ間の移動はもちろん、フィッシングスペースとしても活用できます。フィッシングのメインステージとして十分な広さを備えたアフトデッキ。ガンネルは左右合わせて4人が身体をあずけることができ、ブルワークを高く設定することで安心感を高めています。
05フィッシングサポートリモコン
06多機能ディスプレイ 7インチMFD
7インチ多機能型カラー液晶ディスプレイを標準装備。タッチスクリーンによる直感的な操作で、エンジン情報や航走状態、警報や点検メッセージはもちろん、付属の地図ソフトと魚探用振動子(別売)を装備すればGPS魚探としても使用可能です。
07スーパーチャージドエンジンを採用