テクノロジー:FX JAPAN LIMITED
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
進化を止めない、
ヤマハのPWC開発
ヤマハは、パワフルで高性能なエンジン開発と並行して、スピード性能や操作性、爽快な走り、安定性など、あらゆるライディングに対応するハルデザインを追求。
決して現状に満足することなく、絶えず“さらなる上”を目指すことで、PWCライダーの多様なニーズに応えています。
RiDE(Reverse with Intuitive Deceleration Electronics)
PWC史上、画期的で革新的テクノロジー「RiDE」。左手のRiDEレバー操作による1アクションでの減速・後進を可能にするとともに、「減速・後進」と「前進」、それぞれの機能を左右のレバーに独立させることで、高い即応性と直感的な操縦性を実現しています。特にビギナーには着岸などで効果を発揮します。また、「RiDE」による減速ではリバースゲートがジェットノズルを覆う際、噴流が横方向に噴出するよう設計。これにより推進力が左右にバランス良く分散するため、減速時のノーズダイブの発生を抑制し、安定した姿勢で減速することができます。さらに、減速中でも推進力が得られるため、ステアリング操作によって旋回することも可能です。
RiDEをもっと詳しく
エレクトリック・トリム・システム
左グリップ側のボタン操作により、走行状態に応じた最適なトリムに設定できる電動トリムシステム。立ち上がりの素早いプレーニング状態の確保や、走行中の加減速によるバウの跳ね上がり・沈み込みの低減、波を乗り越える際のバウのコントロールなど、さまざまな速度域における艇体の姿勢保持に効果を発揮。ライダーの意図に合わせた走行を素早く、的確にサポートします。
クルーズアシスト / ノーウェイクモード
クルーズアシストはクルージング時、スイッチを押すことでスロットル調整をせずに一定の回転数で走行することを実現。また、手元のコントロールボタンの操作でエンジン回転数の微調整が可能です。
ノーウェイクモードは、最徐行が必要なエリア(マリーナ内の桟橋周辺や水路等)で、微妙なアクセル操作による速度調整を軽減し、安定した低速走行をサポートします。
エンジンENGINE
環境への関心が高まったことを背景にPWC専用の4ストロークエンジンの開発に業界で初めて成功。小型・軽量・高出力・高耐久性に加え、低燃費でかつ環境性能を備えています。パワフルなエンジンはスピード性能を高めるだけでなく、安定した走行フィーリングを満たし、タンデム走行にゆとりを生むなど、WaveRunnerの基本性能を支えています。
1.8L SVHO ENGINE
ヤマハでは、PWC専用の4ストロークエンジンの開発に業界で初めて成功。小型・軽量・高出力・高耐久性に加え、低燃費でかつ環境性能を高次元で両立しています。パワフルなエンジンはスピード性能を高めるだけでなく、安定した走行フィーリングをもたらし、タンデム走行にゆとりを生むなど、WaveRunnerの基本性能を支えています。
ジェットポンプ ジェットポンプには、効率よく水を取り込むことができるIntake Grate(格子)を採用。さらにダクトインペラの整流翼を増加することでSVHOエンジンの出力をロスすることなく推進力に変換できます。FXシリーズに合わせ、ライドプレートやスポンソンの形状を最適化することで、レスポンスの良いハンドリングやクイックなターンを実現、高いドライバビリティを発揮します。
ヤマハ・エンジン・
マネージメント・システム
ヤマハ独自のY.E.M.S.〈Yamaha Engine Management System〉は、走行状況に合わせたベストな燃焼効率を提供し、パワフルでクリーンな走行性能を実現。さらにダイアグノシス・システムの採用により、優れたメンテナンス性を実現しています。
ダイアグノシス・システム
内蔵のECU(エンジンコントロールユニット)へパソコンでアクセスすることによって、メンテナンス履歴や故障時のエンジン状態をモニターでき、迅速なメンテナンスや修理が行えます。
EFI (電子制御式燃料噴射装置)
エンジンスロットルの状態や回転数、そして気圧や気温に応じて適切な燃料を供給するEFI※(ELECTRONIC FUEL INJECTION)システムを採用。
※EFI(電子制御式燃料噴射装置)はTOYOTAの商標です。
電子制御式スロットルシステム
WaveRunnerの電子制御式スロットル・システムは、スロットル開度をデジタル信号化してエンジンに伝達します。