元GPライダーが教えるタンデムの秘訣
- 2006年4月20日
前回のエントリーでレポートした『体感 展示・試乗会 in OISO』には、バイク好きなら誰もが知っている有名人も駆けつけてくれました。
元ロードレーサーにしてヤマハの開発ライダーの経験もある難波恭司さんです!
MotoGPの解説でおなじみの名調子で会場を暖めつつ、ビッグスクーターでのタンデムライディングの秘訣を伝授して下さいました。
まずは乗車時。
「私のように足が長ければ必要ないのですが(笑)、サイドスタンドを立てた状態でパッセンジャーに乗車してもらうと、より安定して乗車できます」
次はパッセンジャーが掴む場所。
クラブバーを両手で持つのではなく
片手はクラブバー、逆の手はライダーの腰あたりに置きましょう。
ライダーは急加速したという意識がなくてもパッセンジャーはそう感じてしまうことがあります。そんなときはパッセンジャーの手に力が入りますから、言葉を交わさなくても双方が安心できます。加速や減速の加減が分かるのですね。
と、レクチャーした後にタンデム走行を披露してくれました。
このとき2人は「道楽フォン2」を着用していました。
難波さんは運転しながら、「加速するよ」とか「今からブレーキかけるよ」と、バイクの挙動が変化する前にパッセンジャーに一声かけていたそうです。
その効果は、初めてタンデムを体験したにも関わらず「自分で運転しているみたいで楽しかった」というパッセンジャーの感想が全てを物語っています。
パッセンジャーをこんな気持ちにしてあげられる、優しい運転を心がけたいですね。
今週日曜日の試乗会への参加もお待ちしておりますよ!- 2006年4月20日