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バックレストのちょうどいい高さ

2006年8月21日
私の愛車『マジェスティC』で長距離を移動するとき、いつも感じるのはシートの座り心地の良さ。
しっかりと腰をホールドしてくれるシート形状は、この乗り心地の良さの要因の1つでしょう。

この気持ちよさをパッセンジャーにも与えてくれるのが、パッセンジャー用の背もたれであるバックレスト。

バックレスト(車体はワイズギアのもの)
バックレスト(車体はワイズギアのもの)

バックレストは全てのヤマハのビッグスクーターに取り付け可能ですが、なかでも『マジェスティC』のバックレストは、本体の出荷台数よりも多く出荷されたこともあったほどの大人気商品なのです。

今回はバックレストについて、ワイズギアの杉本さんにお話を伺います。

こんにちは、杉本です。

爆発的なヒット商品となった『マジェスティC』のバックレストですが、発売当初は「背もたれが低い」というお客様からのご意見をいただくことがありました。

『マジェスティC』のバックレスト
『マジェスティC』のバックレスト

でも、中途半端に高いと、発進したときの勢いで背中を押されて「うっ」となってしまうときがある。高くするんだったら、『マグザム』用のハイタンデムバックレスト位にしなければ快適に機能しないんです。

20060821_003.jpg
『マグザム』用のハイタンデムバックレスト

かといって、低すぎると安定感が損なわれてしまう。
何度もテストをして辿り着いたのが、『マジェスティC』のバックレストの高さなのです。

シートの高さだけでなく、パイプ部分のクオリティにもこだわりました。
プラスチック製のキャップが埋め込まれていることの多い先端部分にも金属製のキャップを使用。接地部分をロウ付けして磨いた後にメッキをかけています。

金属製のキャップを使用
金属製のキャップを使用

ちなみに『マグザム』用のバックレストはパイプをギュッと回してから、先をすぼめて丸くするという特殊な加工を施しています。

『マジェスティ』といえば、ヨーロッパでも大人気

マジェスティ
マジェスティ

もちろんバックレストも発売しています。
背もたれの高さは同じですが、日本のバックレストと2つだけ違う部分があります。
1つは、パイプ部分の外周がひとまわり大きいということ。
ヨーロッパの女性はグラマーですから、日本と同じサイズだとお尻が入らないんですよね(笑)。
2つ目は、メッキをかけていないこと。
ファッション性を重んじる日本のオーナーと違い、ヨーロッパのオーナーは機能さえしっかりしていれば、他はあまり気にならないようです。

タンデムを楽しむことの多いビッグスクーター・オーナーは、ぜひバックレストを付けてみて下さい。パッセンジャーから感謝されること請け合いですよ!
2006年8月21日

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