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ロングツーリングの必需品

2006年8月7日
前回のエントリー「【コメント企画】夏本番! ビッグスクーターでどこに行く?」、たくさんのコメントありがとうございます。
お寄せいただいたコメントを見て、「日本全国からこのブログを見ていただいているんだなぁ~」と実感し、ますます気合いが入りました!

さて、ビッグスクーターの源流である初代『マジェスティ』は、通勤が大変なビジネスマンに向けて開発されました。 
 
当時のカスタムの主流は何といってもリアボックス。
その後、ビッグスクーターの人気は若者にも飛び火し、リアボックスを装着しているオーナーは減少傾向にあります。2000年は3割近い装着率があったのですが、今は1割程度……。
利便性よりもスタイリングを重視するオーナーが増えてきたようです。

「リアボックスなんて……」と思っているオーナーの皆さん、本当にリアボックスのことをご存じですか? 有ると無いとでは大違い、ビッグスクーター・ライフが一変すること請け合いですよ。
しかも、最新のリアボックスは、トップカバーをビッグスクーターのカラーリングに合わせて取り換えられるんです。

豊富なカラーリング
豊富なカラーリング

全てのヤマハビッグスクーター国内’06年カラーに対応しています。

実際に装着してみるとこんな感じ。

装着したリアボックス
装着したリアボックス

なかなか格好いいと思いませんか?

今回はリアボックスについて、ワイズギアの川浪さんに語ってもらいます。ちなみに川浪さんと私は同じ町内会。家族ぐるみのお付き合いをしています(笑)。



はじめまして、川浪です。

個人的に、ビッグスクーターとリアボックスの組み合わせは最強だと思っています。
収納力が飛躍的にアップするのはもちろんですが、様々なシーンで使い分けられる、使い勝手の良さも大きな魅力です。

これは案外知らない人が多いのですが、リアボックスはワンタッチで取り外しができることをご存じですか?

リアボックスを外した状態
リアボックスを外した状態

普段は外しておいて、ロングツーリングに出かけるときや、荷物が多いときにだけ装着……こんな使い方もできるんです。
ただ、リアボックスに荷物を入れる際、注意して欲しいことが1つだけあります。
重い荷物はシート下のメイントランクに入れること。
リアボックスに重い荷物を入れすぎると、重量バランスが変わり、操作性(バランス、ハンドリング)が変化してしまうからです。

どうしても重い荷物をたくさん載せたい。
そんな人にとっておきの裏技を伝授します。

使うのはリアキャリアとタンデムシートキャリア。

リアキャリアとタンデムシートキャリア
リアキャリアとタンデムシートキャリア(写真はマジェスティC)

この2つのキャリアを使い、タンデムシートキャリアにリアボックスを装着すると、格段に安定性が良くなります。
ロングツーリングにお出かけするときにオススメですよ。

一部のリアボックスはタンデム時にも効果を発揮します。
バックレストパッドが標準で付いているものは、パッセンジャーも快適にタンデムライディングを楽むことができるのです。

バックレストパッド
バックレストパッド

実はこのバックレストパッド、発売寸前まで標準で付ける予定はありませんでした。

しかし、発売前にリアキャリアにリアボックスを装着して振動耐久実験を行ってみると、振動によってリアボックスの底にたわみが出てしまうんです。そのたわみが元に戻るときにバネのようにリアキャリアを打ち付け、また跳ね返ってしまう……。

そこで、何となくオプションのバックレストパッドを取りつけて同じ実験をしたところ、リアボックス全体の重心が前に移動して、リアキャリアの負担が劇的に減ったのです。

そこで発売直前に、急遽バックレストパッドを標準装備として追加することにしました。


どうですか? 騙されたと思って、一度リアボックスを使ってみて下さい。その便利さにきっと手放せなくなりますよ。
2006年8月7日

モデル別記事

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