世界初!二輪車用車体制振ダンパー「ヤマハパワービーム」
- 2011年3月24日
突然ですが皆さん、四輪用ボディ・チューニングパーツの「パフォーマンスダンパー」をご存じでしょうか。
というのも、そのパフォーマンスダンパーを二輪用として新たに開発し、欧州市場、そして日本でもTMAXのオプション装着品として発売することが決定したのです。そして、それを装着したTMAXがオフィスにやってきたので、早速乗ってみることにしました。
↑フロントタイヤの後ろ、オレンジ色のステッカーが見えますか? それが"ヤマハパワービーム"です。
↑フレームのダウンチューブを車体制振ダンパーで繋げることで、乗り心地向上とシャープなハンドリングが実現します。
「パフォーマンスダンパー」はヤマハ発動機が開発した新しい技術です。高圧窒素ガス封入式オイルダンパーを利用した車体制振ダンパーがボディに伝わるたわみや微振動を吸収。コーナーリング時やブレーキング時には、そのたわみを適度に残しながらボディ剛性を高め、ハンドリング特性をシャープに変化させると同時に、乗り心地と静粛性もアップさせるというパーツなのです。その性能が評価され、複数のメーカーが特別仕様車やアフターパーツとしてラインナップしています。
■パフォーマンスダンパーについての技術解説はこちらをご覧下さい(PDFファイルが開きます)
欧州、そして日本でTMAX用オプション装備品として発売されるパフォーマンスダンパーは、製品名称を「ヤマハパワービーム」と名付けました。その効果は、TMAXの安定感がさらに増した感じです。
↑これが「ヤマハパワービーム」。TMAX専用に開発し、欧州市場及び日本での導入が決定しました。
それを明確に感じたのは、レインボーブリッジに掛かる大きなループ。登りのときは加速をしながら車体をバンクさせていくのですが、そこでのしっとり感は今まで以上。下りのときは減速用の凹凸路面を乗り越えながらブレーキング&コーナーリングを行うのですが、そこでの安定感と安心感もアップしていました。
↑一見しただけではスタンダードのTMAXと変わりませんが、「ヤマハパワービーム」を装着したこのマシンは、その走りがさらに上質になっていました。
【関連リンク】
・ワイズギアサイト製品リリース
・TMAX製品サイト
・パフォーマンスダンパーの技術解説(PDFファイル)
- 2011年3月24日