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2WAY減衰力機構・左右独立減衰力機構

2011年11月16日

セッティング幅を広げ、良好なサスペンション作動フィーリングを実現するシステム

  背 景  

モノクロスサスペンションの実用化から30年以上、ヤマハは多岐にわたりサスペンションの技術開発を行ってきました。最近では、サーキットでのスポーツライディングから、一般のツーリング走行まで、多くの環境の中、用途に応じたきめ細かなセッティングを施すための装備を各モデルに織り込んでいます。

  仕組み・特徴  

YZF-R6('06年型~、フロント/リア)、YZF-R1('07年型~、リア)に採用の機構が、2WAY圧側減衰調整機構です。高速側と低速側で別々のバルブにより圧減衰力を調整できる特色があり、一般道とサーキットランでのセッティングを両立させました。減衰調整を低速側と高速側で調整でき、路面状況や用途に応じた最適な減衰特性を選択できるのが特色です。
さらに「YZF-R1」('09年型~)に採用しているのが、左右独立減衰力発生方式のフロントフォークです。圧側減衰力を左側のフォークで、伸側を右側フォークで発生させると同時に、シリンダー径を大型化したこの方式では、減衰力発生用のオイルの流れが簡素化され、圧力変動が安定します。その結果、連続作動時の性能安定や、微少ストローク時の素早い減衰力発生に貢献し、優れた路面接地感を引き出します。

2011年11月16日

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